NHK札幌放送局

災害に備えるためのハザードマップ

オホーツクチャンネル

2020年8月19日(水)午後2時38分 更新

 ことし7月、九州や東北地方など各地で大雨となり、河川の氾濫が相次ぎました。 気候変動によって、いまや「数十年に一度」「数百年に一度の大雨」がいつ降ってもおかしくない状況となっています。  
 自分が住んでいる場所は安全なのか。いざというとき、どのように行動すればいいのか指針となるのが自治体が発行している「洪水ハザードマップ」です。 

○ハザードマップ活用を
 北見市では台風シーズンを前に、大雨のときに想定される浸水範囲が示されている「洪水ハザードマップ」を活用して、命を守る備えをしてほしいと呼びかけています。

 北見市が作成したマップには100年に一度の大雨と、1000年に一度の大雨が、ぞれぞれ降った場合に想定されている浸水範囲が示されています。

 「1000年に一度」の大雨が降り、市内を流れる常呂川、無加川、訓子府川、小町川の4つの河川が氾濫した場合、川に挟まれた地区や国道39号線の周辺など広い範囲が浸水します。特に、常磐町や中央三輪など川沿いの地区を中心に、3メートルから10メートルの浸水が想定されています。こうした場所では、避難場所も浸水域になるため、2階以上がある避難所も記されています。

 「1000年に一度」の雨量は、常呂川と無加川では、12時間でいずれも総雨量が280ミリと想定されています。
 7月の熊本の豪雨被災地では、これを超える雨量が観測されていて、これまで経験したことがない雨が降る頻度も多くなっています。 
 北見市はハザードマップを活用して、「避難するタイミング」、「安全な避難場所」、「避難ルート」を災害の発生前から想定し、いざというときに命を守る行動をとってほしいと呼びかけています。

北見市防災危機管理室 森谷幹生 室長
「1000年に一度の大雨は、いつ降るかわかりません。マップを見て洪水の知識を見につけ、危険が予想される場合は早めに安全な場所に避難してほしい」。

○避難所での対策は
 新型コロナウイルスの感染が広がる中、避難先となる避難所での対策も考える必要があります。自治体によっては感染拡大を防ぐため、避難所での密接を避ける目的で、避難者1人あたりのスペースを従来よりも広く確保しています。
北見市でも段ボールベッドを有効に利用して、避難者同士の距離を保つことにしています。

 こうした対策に不可欠なのが住民の協力です。市の防災危機管理室は市内すべての住宅にチラシを配り、避難所のルールとして▼マスク、消毒液、上履きなど感染予防に必要なものを持参したり、▼家族以外とは距離をとり会話を最小限にして接触を避けたりすることなどを呼びかけています。 
 また、避難所に多くの人が集まることで感染リスクも高まるとして、親戚や知人の家など避難所以外の安全な避難場所をあらかじめ決めておく「分散避難」の検討も求めています。

北見市防災危機管理室 森谷幹生 室長
「避難所の感染症対策について知ってほしいと全戸に配布しています。ハザードマップと一緒に保管してほしい」。

 洪水ハザードマップとチラシは北見市のホームページにも掲載されています。

2020年8月19日
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