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【プチトリビア】無投票 前回よりも増えるか?

  • 2023年3月9日

“春の政治決戦”統一地方選挙。4月9日、前半戦の投票日まであと1か月です。このうち46選挙区の合わせて100議席をめぐって争われる道議会議員選挙はこれまでで最も多い24選挙区で無投票となる可能性があることが分かりました。専門家は「議会が有権者にとって必要だと実感を持ってもらえるよう『議会の見える化』を進めることが必要だ」と指摘しています。(札幌放送局  内匠彩果・飯嶋千尋)

※数字のまとめは3月9日時点で、今後、変わる可能性もあります。

春の統一地方選挙は4月9日に知事選挙と道議会議員選挙、札幌市の市長選挙と市議会議員選挙が行われます。

このうち、道議会議員選挙についてNHKがまとめたところ、3月9日時点で立候補を予定しているのは46の選挙区の合わせて100の定員に対して129人で、前回・4年前の選挙に比べて5人少なくなっています。
このうち女性は22人で、前回・4年前の選挙と同じ人数です。
現時点で立候補を予定している人を新旧別でみますと、現職が79人、元議員が1人、新人が49人となっています。

また、政党別でみますと、自民党が54人、立憲民主党が30人、日本維新の会が1人、公明党が8人、共産党が8人、国民民主党が1人、参政党が2人、市民ネットワーク北海道が1人、無所属が24人となっています。

このうち、無投票となる可能性があるのは24選挙区の合わせて42人にのぼります。前回・4年前の選挙で無投票となったのは21選挙区の35人で、今回はこれを上回りこれまでで最も多くなる可能性があります。

👉【まとめ】統一地方選挙 前半戦は?


専門家「必要だと実感持てるよう『議会の見える化』を」

道議会議員選挙で無投票がこれまでで最も多くなる可能性があることについて、地方の議会や選挙制度に詳しい北海学園大学の山本健太郎教授は「無投票になって選挙が行われないと、有権者の多様な意見が政治に反映されにくくなる」と懸念しています。
そのうえで無投票が増える背景について、「道議会のような地方議会がわれわれにとって役立つことをしているのかどうか、有権者からは見えにくい。議会が有権者にとって必要だと実感を持ってもらえるよう『議会の見える化』を進めることが必要だ」と指摘しています。


後半戦でも無投票多くなるか

一方、後半戦で行われる46の市町村長選挙でも無投票が多くなりそうです。
3月9日時点で無投票となる可能性があるのは、千歳市や滝川市、砂川市、三笠市など合わせて29の市町村です。

前回・4年前より3つ多く、全体の6割以上にのぼります。このうち留萌の初山別村の村長選挙は全国で最も多い13回連続の無投票となる可能性があります。

👉【まとめ】統一地方選挙 後半戦は?

2023年3月9日

“春の政治決戦”に向けた動きをまとめています👇

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