NHK札幌放送局

アイヌがテーマの演劇を映画に 宇梶剛士さんが舞台あいさつ

ウピシカンタ

2022年3月13日(日)午後7時03分 更新

アイヌをテーマにした演劇を記録した映画が札幌市で公開され、演出を手がけた俳優の宇梶剛士さんが舞台あいさつをしました。

宇梶さんは、みずからのルーツであるアイヌの文化を伝える活動をしていて、白老町にある文化の発信拠点「ウポポイ」のPRアンバサダーも務めています。

制作・演出を手がけたアイヌをテーマにした演劇、「永遠ノ矢」を記録した映画が札幌市で公開されたのにあわせ、初日の12日、舞台あいさつをしました。
この中で宇梶さんは、「北海道の人にもっとアイヌのことを受け止めてもらいたいと演出を大きく変えたところもあります。一人でも多くの人にみてもらうためにはどうしたらよいかと考えてこの映画をつくりました」とあいさつしました。
映画では、東京で生まれ育った主人公の青年がアイヌ民族の亡き父の故郷・北海道で暮らす兄を訪ねみずからのルーツや家族と向き合う姿が描かれています。

演劇は去年道内3か所で上演されましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で各地で上演が中止されたことから多くの人に見てもらおうと映画化されたということです。
映画をみた女性は「ふだんは考えたことがなかったアイヌのことをすごく考えさせられた。宇梶さん自身がアイヌとして生きていくという覚悟を感じた」と話していました。
上演のあと宇梶さんは「多様性は何よりも大切なことだと思う。共生をするにしても相手のことを知らないといけない。この映画がそういったことを考える一つになったらうれしい」と話していました。
この映画は札幌市中央区の「シアターキノ」で3月31日まで公開されています。

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