NHK札幌放送局

コンサドーレ小野伸二 活躍と育成を目指す

ほっとスポーツプラス

2021年1月26日(火)午後4時18分 更新

サッカーJ1、北海道コンサドーレ札幌に1年半ぶりに復帰した小野伸二選手。現在、沖縄県で行われている1次キャンプで若い選手たちと連日汗を流しています。プレイヤーとしてはもちろん、親子ほど離れた若い選手たちにどのように向き合っていくのかをオンライン取材で聞きました。
(札幌局 阿久根駿介)

J1再挑戦“みんなに負けたくない”

去年の年末にJ2のFC琉球を退団し、ことしの元日にコンサドーレに電撃復帰した小野選手。およそ1年半ぶりのJ1再挑戦ですが、41歳という年齢は関係ないといいます。

小野 伸二選手
「またこんなすばらしいクラブと一緒に仕事ができるのはこれ以上ないことだった。まだまだできるいうところを練習のなかから見せていきたい。年齢関係なく『みんなに負けたくない』っていうことは強く思っている」

活躍とともに若手の育成も

プレイヤーとして活躍することはもちろんですが、チームは40代となった小野選手に若手の育成にも力を注いでほしいと期待しています。一般の企業でいう「プレイングマネージャー」のような立場です。

キャンプでは、さっそく期待の2年目、ミッドフィルダーの高嶺選手が小野選手に弟子入りを志願しました。練習では繰り返し小野選手の近くにいて、プロとしての立ち居振る舞いや練習のようすを学んでいます。

高嶺 朋樹選手
「盗めるところは全部盗んで小野選手を追い越していきたい」

昨シーズン、中盤に位置を取り、相手の攻撃を早い段階で潰し、味方の攻撃の起点となる「ボランチ」として活躍した高嶺選手。一方で、得点につながるような「ラストパス」ができなかったことから今シーズンは「ラストパス」を増やしたいと考えています。そこで、ラストパスが持ち味でもある小野選手に技術を直接指導してもらいたいと考えています。

高嶺 朋樹選手
「ことしの自分の課題はラストパスなので教えて頂きたいと伸二さんにお伝えした。練習でのパス1つ1つの質が高いので勉強させてもらいたい」
小野選手も、気づいたことがあれば、自分の技術やノウハウを惜しみなく高嶺選手に伝えていくつもりです。
小野 伸二選手
「高嶺選手はユース時代から見ていて、すごく成長したと思う。プレーに軽さがなくなったし、相手選手との1対1の局面でも強く行けるようになったし、そこから自分でボールを運ぶこともできるようになった。ただそのあとのラストパスが課題だなというのは見ていて思ったので。彼と練習をやりながら『今ラストパスができたんじゃないの?』とか、そういう会話を気づいた際に伝えていきたい」

若手への指導で大切なこと

40代の小野選手から見れば年齢差が親子ほど離れている若手選手たちですが、その選手たちに指導するうえで大切にしているのは年齢に関係なく『相手を尊重し、良さや課題を理解したうえで』アドバイスをすることだといいます。

小野 伸二選手
「まず人を、相手を知るっていうことが大事なこと。僕は指導をするときにちゃんと選手たちのことを把握したうえで、指導をする選手の年齢のときの自分を思い出しながら、同じ目線で話しをすることを心がけている。アドバイスを受け取る相手がどう感じるかが大事なことなので、ことしもそうやって若手にいろいろなことを伝えていきたい」

あくまでも自分が活躍する

チームからは若手への育成も求められているなか、あくまで自分がピッチに立って活躍することが最も大事だと話す小野選手。今シーズンの意気込みを聞きました。

小野 伸二選手
「自分がピッチの上でまず示すものっていうのはたくさんあると思う。そのうえでその姿を見た若手選手に何かをを伝えられたら。開幕戦に照準を合わせて、その姿勢から始まり、目の前の試合を毎試合100%集中して勝ち点3を取れるようにみんなでやっていきます」

初対面ながら丁寧に取材に応対してくれた小野選手。私自身も若手記者への指導は年々難しくなってきていると感じていましたが、小野選手のように、相手を知り、コミュニケーションを密に取ることで信頼を築き、そのうえでアドバイスをしていくことが大事なのだなと学ぶことができました。実践していきたいと思います。

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