札幌市内でクマのような動物を見たという目撃情報が相次ぐ中、市は、今年度初めてとなるヒグマ対策委員会を開き、危険度に応じた情報発信を行うなど、市民により分かりやすく呼びかけていく方針を確認しました。
27日夕方、札幌市で開かれたヒグマ対策委員会には、市や道、警察の担当者のほか、専門家らおよそ30人が出席しました。
会議では、市街地でクマのような動物を見たという目撃情報が相次いでいることを受けて、今後、迅速な情報発信に努めるとともに、危険度に応じて発信の内容や方法を見直すなど市民により分かりやすく呼びかけていく方針を確認しました。
一方、会議で市は、先月、札幌市西区の三角山でクマの生態調査を行っていた男性2人がクマに襲われた被害について、調査の態勢や装備など安全面の対策が不十分だったなどとして、今後ドローンの導入など、より安全な調査手法を検討していく考えを示しました。