道南各地のイベントを紹介する「週末イベント情報」!
2月も各地で見どころ満載の“冬”のイベントが開催されています。
今回は道南の冬を代表する味覚、旬の魚「ごっこ」が魅力のグルメイベント「恵山ごっこまつり」を
取材しましたのでご紹介します!

恵山ごっこまつり」は今から33年前の1990年、地域の青年団(恵山町青年団体連絡協議会)が中心となり、当時市場に流通していなかった魚『ごっこ』を広く知ってもらい、地元・恵山を盛り上げたいという想いから企画を立ち上げ1991年2月に第1回が開催されました。

イベントに先立ち、苦労の末に生み出されたオリジナルのキャラクターは今や“地域のシンボル”です。


直近の開催では、およそ2000人が来場者する大人気のイベントです。

さて、「ごっこ」と呼ばれるこの魚、正式名称は『ホテイウオ』です。
丸く、ふっくらしたその見た目が『七福神の布袋様』に似ていることが名前の由来です。

普段は沖合に生息し、約3年で成熟すると冬の産卵期(1月~4月)に浅瀬の岩場に移動してきます。
この時期が漁期で広く道南で水揚げされますが、恵山地域の「ごっこ」漁はまさに今(2月)が最盛期です。
この時期しか食べられない旬の魚としての認知度も高まり、身近なスーパーの鮮魚コーナーに並ぶ道南を代表する“冬の味覚”です。
「ごっこまつり」はコロナウィルス感染拡大の影響から“3年ぶり”の開催となります。
会場となる道の駅「なとわ・えさん」で、恵山ごっこまつり実行委員会 会長の成田(昂平)さんと、副会長の成田(竜輔)さんに伺いました。

まつりの“イチオシ”を聞きました。

成田(昂平)会長
この時期しか食べられない「ごっこ」を食べてほしいです。
「ごっこ汁」はイチオシ!ぷりぷりとした食感で、体も温まります。
名物「ごっこ汁」!
まつりでは1杯300円で販売(チケットの事前購入が必要)です。
例年700杯以上用意しているということです。
恵山の「ごっこ汁」は野菜(じゃがいも、ニンジン)たっぷりが特徴です。


ほかにも…
恵山漁協(尻岸内・古武井・日浦)青年団による“とれたて”新鮮魚介類の販売や、漁師がつくる「生干しごっこの鉄板焼き」や、「特製やきそば」も大人気です!





成田(竜輔)副会長
ほかにも“目玉商品”を用意してます!
”新鮮魚介類は「ごっこ」のほか、「たら」や「ます」「ババガレイ」「つぶ」など、直近の水揚げ状況によって最終的な種類や数を決めるということです。
道の駅出店者による「チーズハットグ」「ジャンボ牛タン串」など、子供から大人まで楽しめるメニューがそろっています。
最後に、開催への想いを伺いました。

成田(昂平)会長と成田(竜輔)副会長
「待ちに待っていました!
今年は規模を縮小しての開催になりますが、みなさんに喜んでもらえる海産物がそろっています。うめぇもん用意して待ってるよ~!」
