NHK札幌放送局

苫小牧 自慢のホッキ貝を味わう

ほっとニュース ミニ

2019年3月1日(金)午後6時13分 更新

苫小牧市を代表する水産物といえばホッキ。特産のホッキをアピールするため、地元の人たちが取り組んでいることとは…? 

ホッキの町 苫小牧

苫小牧市は、ホッキの水揚げ量が18年連続日本一です。

駅にはホッキのキャラクター、ホッケーのスティックを持った「ホッキー君」の看板が!
他にも、港の近くにはホッキに関するものだけを集めた施設もあります。

木にびっしりぶら下がっているのは、ホッキの貝殻。その名も「ホッキッ木」。一つ一つの貝殻に、絵馬のように願い事が書かれています。

「一念 “発起”(ほっき)」の文字や、願いを込めて鳴らす鐘の中までホッキ。

港近くの食堂街では、さまざまなホッキ料理が楽しめます。

お刺身はもちろん、ラーメンやカレーにもホッキがたっぷり入っています。

ホッキを使った加工品

市内にある、かつお節を取り扱う問屋さん。ここではホッキを使った珍しい加工品を作っています。

この黒い塊。実はホッキのくん製です。

かつお節の本場である鹿児島県の工場にホッキを送り、くん製にしてもらって開発したのが「ホッキの削り節」。アラニンやグリシンなど、アミノ酸が豊富なホッキ。くん製にすることでホッキに含まれるうまみや栄養分が凝縮され、甘い香りが強く感じられるそうです。

かつお節問屋社長・桃井一元さんの趣味はキャンプ。ダッチオーブンでホッキをいぶして食べてみたところ、「これはいける」とひらめいたそうです。

「いぶしてあげることによって、いままでホッキに感じられなかった甘さ、うまさが出てきたんですね」(かつお節問屋社長 桃井さん)

ホッキの削り節で新メニューを開発

今、ホッキの削り節を活用した新しいメニューが登場しています。

地元の苫小牧総合経済高校マーケティング部が考案した「苫小牧やきそば」です。

味噌とんこつ味のやきそばに、パウダー状のホッキの削り節を振りかけるのがポイント。地元のイベントで販売したところ、売れ行きは上々でした。

苫小牧総合経済高校マーケティング部は飲食店に協力を求め、オリジナルの苫小牧やきそばを作ってほしいと売り込んでいます。ホッキの削り節を入れることが条件で、味付けは自由。店の工夫でさまざまなメニューを提供してほしいと考えています。

市内のあるラーメン店では、たこと野菜のやきそばにホッキの削り節を使っています。

ちょうど新メニューを考えていた時にマーケティング部の高校生から話を持ち掛けられ、このやきそばを開発しました。塩コショウで味付けした後、たっぷりと削り節をかけて出来上がりです。

ホッキとタコは相性抜群!

「けっこう当たりましたね。かなり出ています」(ラーメン店の店主 浅野憲治さん)

苫小牧やきそばを提供する店は、いまでは市内10店舗に広がりました。
店で使ってもらうメニュー表も高校生の手作りです。

「ホッキが有名っていうのを知ってもらうのと同時に、苫小牧市といえばおいしいやきそばが食べられるまちと知ってもらえればと思ってます」(苫小牧総合経済高校マーケティング部部長 奥田夏希さん)

苫小牧やきそばは市内30店舗での提供を目指していて、今後はお店のマップを作ることも考えているそうです。

(2019年2月22日放送)

#北海道の食

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