標津町で学校などにヒグマが近寄らないようにクマが身を隠せる草やぶなどを刈り取る作業が行われました。
作業が行われたのは標津町の内陸部にある川北中学校に隣接する公園で、公園の中にある川沿いがクマの通り道にもなっていて、今月5日にもクマが目撃されたばかりです。
作業は地元の町内会の呼びかけで初めて行われ、住民や学校関係者、警察官などおよそ60人が参加し、草刈り機でクマが身を隠せるようなササなどの背丈の高い草やぶを丁寧に刈り取りました。

また、公園内の見通しをよくするため、人の背丈より下に生えている枝をのこぎりで切り落としました。
標津町によりますと、ことしのクマの目撃件数は18日までに17件で、例年と同じくらいだということです。
草刈りを呼び掛けた標津町川北連合町内会の西田会長は「クマがここに長居しないよう見通しの良い環境づくりをしようと声を掛けました。来年度以降も町に相談しながら地域で作業を継続していきたい」と話していました。
2021年6月19日放送