NHK札幌放送局

ヒグマを住宅地に近づけない 札幌南区で放置果樹の伐採活動

ヒグマ情報

2022年6月22日(水)午後8時51分 更新

札幌市南区で住宅地にヒグマを近づけないため、ボランティアの人たちが手入れのされていない果樹を伐採する活動を行いました。

この取り組みは、22日、札幌市の環境市民団体やクマ対策にあたっているNPO法人が共同で行いました。ボランティア18人が参加し、札幌市南区にある果樹園の跡地に残されたサクランボの木8本をチェーンソーやのこぎりで伐採しました。

南区では3年前、家庭菜園などを目当てにクマが頻繁に現れ、住宅地を歩き回る事態になったことから駆除されました。

22日の伐採作業のあとに開かれた勉強会では、NPO法人の研究員が手入れされていない果樹園や畑がクマをひきつけ、結果的に人間社会との距離を近くさせてしまっている現状を説明し、ボランティアの人たちは熱心に耳を傾けていました。

環境市民団体「エコ・ネットワーク」代表の小川巌さんは「放棄された果樹はクマが住宅地に出ていくきっかけになってしまうので、今後も伐採活動や勉強会を続けていきたい」と話していました。

ヒグマ情報 まとめ
北海道内のヒグマに関する情報をまとめています

ヒグマカメラ
札幌市周辺部のヒグマの生きる森を定点カメラで撮影しています

関連情報

札幌市西区 住宅地近くでクマ目撃通報 付近の住民は注意を

ヒグマ情報

2021年8月28日(土)午後9時10分 更新

石狩市八幡と札幌東区 “ヒグマのような動物”情報相次ぐ 痕…

ヒグマ情報

2022年4月21日(木)午後8時24分 更新

札幌市北区の住宅地にヒグマ出没か 目撃情報相次ぎ注意呼びかけ

ヒグマ情報

2022年4月20日(水)午後1時14分 更新

上に戻る