1日午前、上川町のJR石北線で、特急列車の運転士が線路内にヒグマを発見して急停車し、ヒグマはそのまま逃げましたが、口にくわえていたエゾシカの死骸を線路内に残したため、特急2本が部分運休するなど影響が出ました。乗客や乗務員にけがはありませんでした。
JR北海道によりますと、1日午前9時前、上川町のJR石北線で特急オホーツク2号の運転士が線路上にヒグマがいるのを発見して急停車し、ヒグマはそのまま逃げたものの、口にくわえていたエゾシカの死骸を線路内に残したため、列車は前に進めなくなりました。特急列車に乗っていた乗客や乗務員にけがはありませんでした。
近くにクマがいて乗務員が襲われるおそれもあったため、近くの上川駅からハンターと保線社員を呼んで、死骸の除去と線路の安全確認を行いました。
列車はおよそ3時間後に運転を再開し、この影響で、札幌から網走に向かう特急と、網走から旭川に向かう特急が、北見と網走の間でそれぞれ部分運休したほか、普通列車にも遅れが出ました。
JR北海道によりますと、この地域ではしばしば線路付近でヒグマが目撃されていて、乗務員同士が情報を共有しあって警戒しているということです。
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