NHK札幌放送局

全国放送 海底に眠る青函連絡船

番組スタッフ

2020年9月4日(金)午後1時36分 更新

75年前、本州へ石炭を運んでいた青函連絡船12隻が、アメリカ軍の空襲で全滅。その一ヶ月後、日本は無条件降伏に追い込まれた。NHKは、民間の調査会社と共同で、沈没した連絡船の撮影に成功。歴史や遺族の思いを交え、船にひめられた悲劇にせまる。

次回の放送 2020年9月10日(木)午後3時33分~ 総合テレビ
「にっぽん ぐるり」で放送
※全国放送です
初回放送:2020年8月14日

なぜ第四青函丸を追うのか…

75年前の空襲では8隻の青函連絡船が沈没しました。このうち5隻は鉄の再利用や航路の邪魔になるということで戦後に引き上げられました。しかし、水深が深い場所や利用価値のない船はそのまま海底に眠ったままになってきました。それが、第三青函丸、津軽丸、そして今回発見された「第四青函丸」です。

専門家によると、今まで沈没船の調査は、タイタニックや戦艦武蔵など知名度が高いもの、または積み荷の価値が高いものなどが対象で、空襲で沈んだ民間の輸送船などはほとんど対象になっていなかったといいます。
今回発見することができた「第四青函丸」。沈没船の調査は、見つからないリスクもあり、費用もかかります。今回、私が取材を始めたのは、ご遺族の「一目船を見たい」という思いからでした。その過程で漁業者や郷土史家、当時を知る人たちから情報提供があり、そのおかげで発見することができました。「第四青函丸」は遺族の方々だけでなく、たくさんの人の思いを抱えていたことがわかりました。

沈没した船にはそれぞれに悲劇があり、遺族の悲しみとともにあります。2009年にユネスコの「水中文化遺産保護条約」が発効したこともあり、今、世界的に水中の沈没船を、歴史を伝えるべき「文化遺産」として記録していこうという機運が高まっています。「第四青函丸」は戦争の悲劇の証であり、「二度と戦争を起こしていけない」ということを我々に語り続けていると思います。

函館局カメラマン 館岡篤志
北海道戦後75年特集番組
海底に眠る青函連絡船
次回の放送:2020年9月10日(木)午後3時33分~ 総合テレビ
「にっぽん ぐるり」

2020年9月3日

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