NHK札幌放送局

放送後記 この夏行きたい!北海道キャンプの魅力

北海道まるごとラジオ

2023年7月18日(火)午前10時33分 更新

7月6日(木)の北海道まるごとラジオ、札幌放送局から「夏のシーズン到来!北海道キャンプの魅力」と題してお送りいたしました!
ゲストは、SNSやブログ、YouTubeで北海道キャンプの魅力を発信しているキャンプフォトライター・川手有沙さん。
進行は、ファミリーキャンプ歴10年、道内のキャンプ場をめぐる飯島徹郎アナウンサーと、道民ながらキャンプ未経験の筆者・寺前杏香が担当しました。 

…と、ここで早速、川手さんと飯島アナの服装に注目!二人とも、ポケットがたくさんついたベストを着ています!!

)ベストは、洋服の汚れを防いでくれるし、ポケットに物を入れられて便利なんです。
このベストを着ると、「さぁキャンプだ!」というスイッチが入るんですよ!

今回は、キャンプビギナーの目線から、北海道キャンプの「ここがいい!」と思ったポイントを紹介したいと思います!(たくさん勉強になったので、はりきってたくさん書いちゃいますよ!)
これを読めば、この夏、北海道キャンプに行きたくなる!キャンプがさらに楽しくなるはず!気になる見出しの部分だけでも、ぜひご覧下さい^^


他にはない 北海道キャンプの多様性

北海道キャンプの魅力ひとつめは、ロケーションの多様性!とにかく広い北海道には、民間も含めると400か所以上あり、海、山、川、湖、田園、丘陵、公園…と、さまざまなロケーションを楽しめます!また、その景色が四季折々、木々の色づきなど環境が変わるため、バリエーションの変化を体感できるのも北海道ならではの魅力。
(ちなみに、川手さんは真冬でも、-20度のなかキャンプをされているのだとか…!)

川手さん、ロケーションごとにおすすめキャンプ場をいくつか教えてくれました!

・高原:サウスヒルズ(北見市)
 市内の夜景が一望できて、全国の雑誌にも掲載。
 →高原は天候に左右されるので難易度は高め!
・海:みさき台公園キャンプ場(初山別村)
 岬に灯台があって、無料で宿泊できる公園キャンプ場と、予約ができる有料のオートキャンプ場がある。海が広く見渡せて、天気がよければ沈む夕日と空一面に広がる夕焼けが見られて最高!星空もきれい
・川:穂別キャンプ場(むかわ町)
 場内に浅瀬の自然の川が流れていて、川のせせらぎを聞きながら過ごせる。
夏は浅瀬の川遊びが出来るスポットが家族連れに人気!
・湖:美笛キャンプ場(千歳市 支笏湖畔)
 支笏湖は、平成30年度まで11年連続で水質日本一!山に囲まれたカルデラ湖で、気象条件がそろうと、波がない、鏡のようにきれいにすんだ湖面が美しい!朝になると、湖の向こうにある山のさらに向こうに太陽があって、山のりょう線がシルエットで浮かび上がってくる…その景色が忘れられないくらいきれい!

実は、道内にある50以上の湖のうち、30ほどの湖畔でキャンプを楽しむことができます!
中でも、支笏湖畔の美笛キャンプ場は、現在千歳市にお住まいの川手さんにとって一押しのキャンプ場。美しい風景を語る様子に、よりいっそう熱が入っているように感じました…!
キャンプ場で、鳥のさえずりで目覚めて、支笏湖の朝の景色を楽しむ…そんな光景が目に浮かんできて、私もここで、キャンプデビューしたいな、なんて感じました!


素材で勝負?! 北海道キャンプ飯

キャンプといえば、キャンプ飯!!私が一番楽しみにしていたおはなしです!
キャンプといえば、カレーを作ったり、ホットサンドを焼いたり、下準備にちょっと時間がかかるけど、そんな感じかな?なんて、想像していました。
しかし!北海道キャンプにそんな手間は一切不要!豊富な道産食材を生かして、シンプルに“焼く”のみ。え?それだけ?と思ったあなた!侮ることなかれ、それだけで立派なごちそうになっちゃうのが、北海道流なんです!
(私、20年以上北海道に住んでいるとなかなか実感が無いですが、海の幸も山の幸も豊富って、恵まれた環境なんだなぁ、と、しみじみ感じました…笑)

中でも、川手さんおすすめのご当地グルメは?

)北海道らしさを味わうならジンギスカン!
)北海道は、ご近所のスーパーに行けばたくさんの種類のジンギスカンがありますね!
川)おいしそうなお肉に出会ったら、ついつい買ってしまいます。それを、網と炭火で焼いたらよりおいしく感じるし、昔ながらの鉄鍋で焼くのも雰囲気が増す。春は「行者にんにく」という山菜も添えて食べると、季節を味わえて最高です!
)海岸沿いに直売所とかがあって、新鮮な海鮮が安く買えます。
  今でも思い出すのは、増毛町で食べた、エビとホタテとタコのおいしさ!炭火で焼いたり、刺身で食べたり。タコはまな板に吸盤がくっつくくらい新鮮で、調味料がいらないくらい味が濃くておいしい。
  増毛のリバーサイドオークキャンプ場は、近くに水産の直営店があって、その日近郊で水揚げされたものが買えたんです!
川)直売所に行けば、もぎたてのアスパラとか、トウモロコシなどの旬の野菜もあって…
)野菜、いまおいしいですね!
)さらに、牛乳やチーズなどの乳製品も、北海道はいいですよね。私はソフトクリームとかスイーツとか大好きなのでおすすめです!

そんな、地域の特産品をゲットするのにおすすめなのが、「道の駅」。道内には、127もの道の駅があって、全国で最も多いんです!運転の休憩だけでなく、食材探しにもぜひ立ち寄ってほしいスポットなんだそう。
川手さん流・キャンプ飯のポイントは、「食材のうまみを味わう」。地元のお肉や野菜は、まるごと豪快に焼くなど、旬のものをそのままたべるのがおすすめということです!

ここで、リスナーから「こんなキャンプ飯を作っています」とメッセージが!

「ファミリーキャンプ歴20年。道産小麦で、みんなでこねこねした手作りうどん、そして、道の駅で買った新鮮野菜を炒めてうどんにトッピング!おすすめです」

これには私たち3人とも驚きました!すごすぎる!!
家族みんなで手間暇かけて作ったうどん、ぜったいおいしいんだろうなぁ…!メッセージ、ありがとうございました!

↑たき火をしながら、ミルでひいたコーヒーとスイーツを楽しむのもおすすめ…と語る川手さん


ご注意!北海道キャンプあるある

最後は、北海道ならではのキャンプの注意点をいくつかご紹介します。自然豊かで広い北海道、ほかの地域とはちょっと違った注意ポイントがあるんです。

① 野生動物に注意!
北海道には、キツネやクマなどの野生動物が多数います。動物は、においによって来るのはもちろんですが、キツネは人間の食べ物のおいしさを覚えてしまうと、テントの中まで侵入してくるケースもあります。食材やゴミの放置は厳禁です!
また、ことし5月には、幌加内町の朱鞠内湖畔で、釣り人がヒグマに襲われて亡くなってしまいました。道内では、電気柵を施設全体に張り巡らせているキャンプ場も、ここ数年で増えています。朱鞠内湖畔のキャンプ場も、電気柵を設けて、今月から再開しています。
管理されているキャンプ場を訪れるにしても、利用者がゴミや食べ物の管理をしなければ安全とはいえません。各キャンパーの努力が必要です。

② “気温差”に注意!
北海道はとにかく広い!同じ季節でも、地域によって気候が全然違うんです。たとえば、放送は7月上旬でしたが、この日の最高気温は高いところで30度超え、低いところでは15度を下回るような差がありました。
また、一日の中での気温差が大きいのも特徴。真夏で最高気温が30度近くても、朝晩の最低気温は10度台、なんてことは日常茶飯事。「肌寒い」を通り越して、底冷えすることもあるので、季節を問わず防寒着があると安心です!

もうひとつ、天気の注意ポイントが「風」。風速の予報です。テントやタープは、非常に風をうけやすく、風をうけると倒壊する危険があります。雨予報は入念に確認する方が多いと思いますが、一番気にしてほしいのは、風。風が強いと、ポールが折れて、キャンプが続けられない可能性があります。
また、風が強いと倒木の危険性もあります。弱っている木が倒れてくる可能性もあるので、根元にキノコが生えている木や、新緑の時期なのに枝葉が枯れているような木があると危険なので、そういったそばにはテントを設営しないよう、注意が必要です。

③ 移動距離に注意!
「連泊」となると、「こことここに行きたい」と思った場所の距離が意外と遠いことがあります。地図で見ていると、「いけそうな気がする!」と思う場所でも、実は何時間も運転しないとたどり着けない、なんてこともしばしば。余裕のある移動計画を立てましょう。
そして、北海道は車移動が基本になります!そこで注意したいのが、ガソリンの調達です。道沿いになかなかガソリンスタンドが無かったり、やっと見つけた!と思っても、日曜日が定休日とか、24時間営業していないガソリンスタンドも、地域によっては結構あります。また、食料の調達も、すぐには出来ない場合があります。
必要なものをどこで調達するか、事前にしっかり調べておきましょう!


さいごに

北海道キャンプの魅力をたっぷり語った50分!キャンプ未経験の私も、チャレンジしてみたくなりました!
そこで、放送後に川手さんにアドバイスをいただきました。
まずは、宿泊はせずに、日帰りの「デイキャンプ」を楽しむ、という方法!初めてだと、どうしてもテントを設営するのがハードル高い…と思っていたので、これは挑戦しやすそうです!おいしいキャンプ飯を味わって、景色を堪能して、夕方には帰る。出来る気がしてきました!!
そして、もうひとつおすすめしていただいたのが、グランピング。グラマラス(豪華な)とキャンピングを合わせた言葉で、食事やテントを用意する必要がなく、手ぶらで楽しめるとあって、まさにキャンプのいいとこ取りが出来ちゃいますね!
ちょっと調べると、グランピングでは推奨されていることがいくつかあり、その中に「キャンプファイアーを囲んでスイーツを食べながら語り合うこと」というものも!
これなら、私のようなビギナーでも挑戦しやすく、ありがたいです^^

みなさんも、この夏、北海道キャンプをぜひ満喫してみて下さい!


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