「マレッㇰ」と呼ばれるもりを使ったアイヌ民族の伝統的な漁法の模擬体験が新ひだか町で行われました。
「マレッㇰ」と呼ばれるもりを使ったアイヌ民族の伝統的な漁法の模擬体験が日高の新ひだか町で行われました。」はアイヌ民族に伝わるサケ漁の際に使う先端にかぎがついたもりです。
漁の模擬体験は、新ひだか町に住むアイヌ文化伝承者の葛野次雄さんが開き、小学生から高校生8人が参加しました。
体験には地元の業者から提供されたサケが使われ、はじめに、葛野さんがマレックのかぎの部分を水槽の中にいるサケのエラに入れてつり上げる方法を実演しました。
このあと子どもたちも挑戦し、重さ3キロほどのサケを次々とつり上げていました。

このあと、サケをさばいて、アイヌの伝統的な家「チセ」に設置されたいろりで焼いて試食をしました。
模擬体験に参加した高校1年生の男子生徒は「さけのエラにかぎを入れて、つり上げるのがとても大変でした。さけの解体や、アイヌの人が使っている道具を使えて楽しかったです」と話していました。