認知症になっても安心して暮らせるまちづくりの取り組みを募集する「認知症とともに生きるまち大賞」。北海道北見市での先進的なプロジェクトが去年、本賞として表彰されました。1月24日(火)午後8時からのEテレ「ハートネットTV 認知症バリアフリーのまち大集合!2023 前編」でご紹介します。

北海道北見市では、認知症になってからも、行きたいところに自由に、安心・安全に外出できる地域を目指す取り組みが行われています。認知症のある人が「自分なりの望み」「ちょっと人にわかってほしいこと」「お願いしたいこと」を記入した「希望をかなえるヘルプカード(希望のカード)」をつくり、地域全体で生かす活動です。希望のカードは当事者、家族、福祉関係者にとどまらず、銀行や高校生、行政、地域の様々な人たちとも連携し、理解・応援の輪が広がってきています。
この取り組みは去年、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりの取り組みを表彰する「認知症とともに生きるまち大賞」の本賞に選ばれました。

受賞理由は「既製のヘルプカードではなく、認知症のある人が自分で記入する本人主体の意思表示であることが大きい。カードを作成する過程で周囲の人との話し合いが生まれ、それは地域共生への確かなステップである。認知症のある人が、自分がどう暮らしたいのか、そのためにはどのような理解と支援が必要なのか、「希望のカード」が地域を変えていく可能性に満ちている」とされています。

1月24日(火)午後8時からのEテレ「ハートネットTV 認知症バリアフリーのまち大集合!2023 前編」では、この北見市での取り組みをご紹介します。また認知症当事者がシェフとなって定期的に子ども食堂を開催し「認知症当事者が『おんぶにだっこ』される地域づくり」を目指す愛知・豊田市の取り組みもご紹介します。ぜひごらんください。
再放送:Eテレ 2月2日(木)午後3時30分~
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