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ワクチン接種 十勝では… #ナットクとかち

十勝チャンネル

2021年1月20日(水)午後4時56分 更新

ナットク!とかちchでは「私困っています 新型コロナウイルス」というテーマで、十勝の皆さんの疑問や困りごとにこたえるコンテンツを目指しています。

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、政府が感染対策の「決め手」と位置づけているのがワクチン接種です。2月下旬までに接種が始まる予定で、十勝地方でも準備が始まっています。

ワクチン接種を前に

池田町で診療所を経営する十勝医師会の会長、栗林秀樹医師は1月18日に開かれた医師会の緊急理事会に出席しました。テーマは十勝地方町村部での新型コロナウイルスのワクチン接種体制についてです。

十勝医師会会長 栗林秀樹医師
「どんな大病院であっても一部の医療機関の力ではスムーズなワクチン接種を実現するのは不可能です。医師会に所属するすべての医療機関が、荷を分かち合うかたちで力をあわせて取り組んでいかないといけないと思います」

理事会では、ワクチンのスムーズな接種に向け、自治体と協力しながら医師会をあげて取り組んでいくことを確認しました。

栗林秀樹医師
「ワクチン接種は本当に大きな取り組みです。新しい事業なので、ワクチン接種への理解の温度差が町村によっても違い、医療機関によっても温度差がある状況です。まず気持ちを1つにするのが大事かなと考えています」

接種のスケジュールは?

新型コロナウイルスのワクチンについて、政府は、感染対策の決め手と位置づけ、安全性と有効性を審査した上で、2月下旬までに接種を開始できるようにするため準備を進めています。

ワクチンの接種は、
▼2月下旬をメドに医療従事者
▼3月下旬をメドに高齢者
▼その後、基礎疾患のある人などに優先的に行われる予定です。
1人につき2回の接種が必要で、費用は全額、国が負担します。

課題は医師の体制確保

栗林医師が接種に向けた課題の一つと考えているのが接種にあたる医師の体制確保です。栗林医師の試算によりますと、人口およそ6500人の池田町では3か月で接種を終えるには、1週間に1000人余り、平日で1日200人余りへの接種が必要だということです。

栗林秀樹医師
「接種にあたる日は、自分の病院を休診にして対応する必要があります。覚悟というか、腰を据えてやらないと、片手間ではできません。十勝医師会としても早く終わった町村から、遅れている町村に応援に入るというようなコーディネートをしていきたいと思っています」

副反応への不安に…

一方、接種にあたっては「副反応が不安だ」という人もいると思います。現在、日本への供給が計画されているワクチンについては因果関係がないものも含めて接種した部位の痛みや頭痛、倦怠感、筋肉痛などの症状が見られたことが論文などで発表されています。

副反応について栗林医師は次のように話しています。

栗林秀樹医師
「今の感染拡大の状況や集団免疫をできるだけ早く作り上げることを考えると、副反応に対する万全の体制をとった上で、接種にあたるのがいいんだろうと僕は思います。池田町の場合も集団接種をする時に、接種が終わった後、30分とか40分の一定期間、経過観察して、万が一の時に対処するための医師、看護師も別途配置してもらうということで、より安全を最優先した形で実施していきたいということになりました」
取材した佐藤恭孝記者は
終息への見通しが立たない中、ひとつの希望ともなっているワクチン接種。今回の取材を通して、十勝地方での接種の具体像がかなり見えてきました。十勝医師会の栗林会長も強調していましたが、すべての国民に短期間にワクチンを接種するのはこれまでにない事業です。このため、行政も医療従事者も手探りで進んでいくしかありません。自治体によって進み具合に差もあるでしょうし、細かな問題が発生するかもしれません。また、ワクチンの安全性について不安を感じる人も多くいます。十勝地方の自治体で、今後、接種に向けた準備が本格化する中で、できるだけ丹念に正確な情報をお伝えし、皆さんの疑問に素早く答えていきたいと思います。

2021年1月19日放送

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