NHK札幌放送局

Do! | #12 Shibutani Daisen

札幌局広報スタッフ

2022年5月12日(木)午後4時00分 更新

なぜその番組を作ったのか?コンテンツに込めたメッセージとは?NHK北海道の職員、作り手たちの情熱や想いに迫るインタビューシリーズ「Do!」。 第12回に登場するのは札幌局で新しい視聴者との接点を考える「北海道ソリューション」に所属する渋谷職員に話を聞きました。
 〔Photo By 出羽 遼介〕
〔聞き手 柳川 達郎(NHK札幌放送局 広報)〕

渋谷 大山 -Shibutani Daisen-
2017年入局。津局を経て2020年に札幌局 広報・事業部。
2021年12月からは「北海道ソリューション」チームで地域との連携推進を行う。
趣味はフットサル・ゴルフ、スポーツ観戦。
大学ではスポーツ健康学を学んだ。

<目次>
1.車いすの友人がきっかけで
2.  宇宙にNHK支局を?!
3.  オレンジのジャンパーは私です


1.車いすの友人がきっかけで

――これまでどのような業務を行いましたか?

2017入局して、最初は三重県・津局で最初の2年は総務・経理を担当していました。
総務・経理のほかにも「民謡をたずねて」などのイベントも担当していました。


――イベントの担当ですか?

はい。もともと、NHKでイベントをしたくて入局しました。
津局には4年間いたのですが、毎年「民謡をたずねて」の担当し、イベント業務の大切なことを教えてもらいました。


――大切なことですか

NHKは各地域で「のど自慢」や「新・BS日本のうた」などの公開番組といったイベントを行っています。

正直、入局した当初は小さな町でイベントをやる事の意味が分かっていませんでした。
2年目に三重県明和町で行われた「民謡をたずねて」で来場いただいたお年寄りご高齢の方から、足が悪くなってから、都市部に見に行きたくても行く事が出来なかったが、NHKのイベントは自分たちの町に来てくれる。ありがとう。と声をかけられました。
この時、なぜNHKが全国各地でイベントを行っているのかをようやく実感できました。

津局の3年目以降は本格的にイベントの業務を担当することになり、NHKが行うイベントの意義や価値、NHKだからこそ出来る事を常に考えながら行ってきました。


――津局ではほかにどんなことを担当したんですか?

スーパーフォーミュラーカーで鈴鹿サーキットを走る体験ができるVRコンテンツを作りました。
三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットは、国内外の有名な自動車レースの開催地です。このサーキットで、国内自動車レースの最高峰「スーパーフォーミュラー」レースを想定したテスト走行の様子をドライバー視点から見る事ができるコンテンツです。

時速260キロを体感!スーパーフォーミュラーカーで鈴鹿サーキットを走る



――なぜ、このコンテンツを作ろうとしたのですか?

NHKに入局した理由にも繋がってくるのですが、私には、車いすの友だちがいます。
その友だちと、夜中に大阪城に登る機会があり、一緒に行ったのですが入口から天守閣手前まで行くのに30分もかかり、かつスロープが急で天守閣まで登る事が出来ませんでした。
その時に身体に障がいのある人たちも平等に暮らせる世の中になりたいと思うようになると同時に、みんなが楽しめるコンテンツやイベントに関わる仕事がしたいと思い、NHKに入局しました。
この、鈴鹿サーキットのVRは、自分が乗る車が追い越される所や逆に追い越す所なども収録し、実際のドライバー視点を健常者や障がいのある方どんな人でも体感できるコンテンツにしました。


――札幌局にきてからはどのような仕事をされていますか?

2021年の7月に札幌局の広報・事業部(事業)に来て、主に北海道で行われるイベントの派遣調整を行っていました。「このイベントをこの地域でやりたい」という希望が道内6局(函館、旭川、帯広、釧路、北見、室蘭)から届くのですが、会場の大きさや日程、その地域で開催するのに相応しいのかなど様々な観点から実施会場と日付を決める担当です。


――イベントの調整という仕事もあるんですね

そうですね、NHKで行われる公開収録のイベントを北海道内のどこで行うか、収容人数やホールの大きさなど様々な資料とともに道内の希望を取りまとめています。できるだけ希望にあったイベントを実施するためにも、道内各局や他地域・東京と調整を繰り返しながら、イベントの派遣を決めていきました。



2.宇宙にNHK支局を?!

――いま、渋谷さんは北海道ソリューションのメンバーとして活動されてますよね

はい。昨年11月に上司から突然「新しい視聴者との接点を考えてほしい」と話があり、北海道ソリューションというチームに参加しました。


――突然だったんですね

青天の霹靂でした。それこそ、なにをすればいいか。一から手探りで、はじめは「宇宙にNHKの支局を作ろう!」とアイデアを出し、チームで“宇宙のまちづくり”を掲げている大樹町を訪問し、関連施設の見学などもしていました。


――宇宙をめざしたんですか?!

そうですね、北海道の各地でいまどんな事が起こっているのか、それを知る事で何かつかめるかなという思いで、動き出しました。その時に、その町に住んでいる人や自治体と連携してなにかNHKが手伝えることがないか、と考えたのがいま進めている企画につながっています。


――TRY-Assemble!ですよね

はい、それがキャッチコピーです。地域のために、あなたと一緒に。地域をもりあげたい。そう思っていまチームでは、2つの軸で進めています。

結集し、組み合わさり、価値創造を。|北海道ソリューション

私は、“リージョナルパートナープログラム”という市町村の自治体が住民の心を豊かにしたり、元気になって地域が活気づくような取り組みをいっしょになって実現したり、地域の課題解決に向けたワークショップやディスカッション、道内や国内外の先行事例となる人たちとのネットワークづくりなど、NHKが取り組む新しい地域貢献のカタチを模索しています。


――実際に渋谷さんはどのような活動をしていますか?

このプログラムを始めるにあたり、最も重要なことはNHKだけが独り歩きするのではなく、自治体や地域の人と一緒に盛り上げていくことでした。そのため、前例のない取り組みを一緒に進めてもらえそうな自治体・地域を検討し、NHKとしてなにができるか、まだ明確になっていないなかで、快く引き受けて下さったのが栗山町でした。


3.オレンジのジャンパーは私です


――いまは栗山町でなにをされているんですか

最初は町を歩いて町の人の声を聞くことから始まりました。
栗山町で43年間続けている喫茶店の方にお話を聞いたり、役場の方や商店街の方々など、とにかく声をかけてお話を伺いました。
栗山町を訪ねる時は、NHKと書かれたオレンジのジャンパーを着ているのですが、それが町内で話題になり、最近はいろんな人から、「最近来てるNHKの人だよね」と声をかけてもらえるようになりました。


――実際に足を運ぶ事は大事ですね

足を運んで、その町の人と話すことがとても大事だと思います。
ただ、私たちの取り組みで重要なことは行政と一緒に活動している所です。
自治体から町内でこういう事をしているという情報をもらい自分たちが動いています。地域の人が発信したい、この課題を改善したい、そういったことをお手伝いできたらと思っています。
足を運ぶことで、栗山町の魅力や、栗山町に住む人たちのことを発信したいという思いが強くなり、「しぶたにっき」というWeb記事の発信を始めました。いまは、道内の公立高校では初の北海道栗山高等学校の女子硬式野球同好会に注目しています。しぶたにっきに栗山町の方々の顔が集まり、ゆくゆくはこれを見れば、栗山町という町が持つ温かさみたいなものが伝わればと思っています。

【栗山町とAssemble!!】|北海道ソリューション


――今後はどのような活動をされるのですか?

5月末に0755DDチャンネル(毎月最終土曜日 あさ7:55~総合テレビで放送・北海道ブロック)で北海道栗山高等学校の女子硬式野球同好会を取り上げた番組を作ることになっています。
また、私以外にも積丹町や安平町に訪ねているチームメンバーもいて、地域とNHKの新たな関係のカタチを模索しています。
地域に愛される存在になれるようにこれからも続けていきたいと思います。



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