NHK札幌放送局

名寄でロシア料理はいかが

道北チャンネル

2021年12月15日(水)午後5時12分 更新

みなさんはロシア料理を食べたことありますか?有名なところでは、ピロシキやビーフストロガノフ、ボルシチなど。しかし、意外と馴染みがないのではないでしょうか。 いま、名寄市では、飲食店でロシア料理を提供して巡ってもらおうというスタンプラリーが、今月26日(日)まで行われています。この機会に、ぜひ食べてみては。 

どんなロシア料理が

いま、名寄市の飲食店で提供されているのは…

まずは、ロシア風の水餃子、「ペリメニ」。もっちりとした皮にあんが包まれていて、コクのあるコンソメベースのスープで煮込まれています。

そして、ロールキャベツを軽く焼いたあと、トマトベースで煮込んだ「ガルプツィ」。トマトの酸味とサワークリームが相まって、爽やかな後味です。

ロシア料理を味わう牧記者
あまりのおいしさに思わず、「Очень  вкусно!」

実を言えば、学生の頃に少しだけロシアにいたことがある私…そのときにも、ペリメニをよく食べていました。ロシアではサワークリームを添えただけ。スープで煮込んだほうが味に深みがあり、とても美味でありました。


なぜ名寄市でロシア料理が

しかし、なぜ名寄市でロシア料理が提供されているのでしょう。名寄市とサハリン南部の町・ドリンスクは、1991年に友好都市の協定を結んでいます。これまで、お互いに訪問し合って交流を重ねてきました。

今年で30周年となりますが、新型コロナの影響で訪問団を迎えての記念事業は見送らざるを得ませんでした。そこで、これまで交流事業を行ってきた「名寄・ドーリンスク友好委員会」が、ロシア料理を楽しんでもらおうというスタンプラリーを企画したのです。

「名寄・ドーリンスク友好委員会」 奥山省一会長
「飲食店を応援したいという気持ちと、ロシアの料理や食文化に触れてほしい。皆さんには食べて飲んで楽しんでいただいて、そしてロシアを理解していただければ」


飲食店にとっては

今回参加している飲食店では、ふだんはロシア料理を提供していません。「味処 鳥長」の広田晃一料理長は、「ロシア料理を食べたことはなかった」としつつも、試行錯誤を重ねたことで「チャレンジする楽しみを味わえた」と振り返ります。

「味処 鳥長」 広田晃一料理長

また、こちらも試行錯誤を重ねたという「創作dining 墨」の古家健一代表。料理人としての幅を広げる良い機会になったと振り返ったうえで、「実際にドリンスクに行って、食べ歩きをしながら新たな発見を求めて旅をしたい」と語っていました。

「創作dining 墨」 古家健一代表


親しみやすい味

このスタンプラリーには市内の14の飲食店が参加。店ごとにもらえるスタンプを3つ集めて応募すると、5000円か3000円分の商品券が抽せんであたります。

夜にお店を訪れると、家族連れや仕事帰りのサラリーマンなどでにぎわっていました。食べたお客さんは、「コロナ禍で海外旅行が難しい中、ロシアの味を楽しめてよかった」と、そこはかとなく異国情緒を感じている様子。味もふだん日本で食べているものと近いようで、1歳のお子さんも、おいしそうにパクパク食べていました。


取材を終えて

コロナ禍でなかなか思うようにならない国際交流。その中で、友好都市とのつながりをなんとか維持しようと奮闘する、友好委員会の方々の熱意を感じました。また、初のロシア料理挑戦を楽しむ料理人の方々、そしてロシア料理を堪能するお客さんの反応も印象的でした。実は私自身も、ふだんはめったに食べないロシア料理。久々に食べて懐かしさを覚えるとともに、名寄市とドリンスクの今後への希望が感じられました。

2021年12月15日 記者 牧直利


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