NHK札幌放送局

“春の政治決戦”衆院北海道2区補欠選挙 選挙戦を追う

衆院北海道2区補選

2021年4月21日(水)午後7時51分 更新

“春の政治決戦”衆議院北海道2区補欠選挙。選挙戦は終盤にさしかかっています。今回の選挙では野党4党が共闘。一方、自民党は候補者の擁立を見送り、保守層の動向も焦点となっています。選挙戦を追いました。

衆議院北海道2区の補欠選挙は、届け出順に、▽無所属の新人で医師の小林悟氏(56)、▽立憲民主党の元衆議院議員で共産党道委員会、国民民主党、社民党が推薦する松木謙公氏(62)、▽無所属の新人で元北海道放送アナウンサーの鶴羽佳子氏(53)、▽無所属の新人で弁護士の長友隆典氏(52)、▽日本維新の会の新人で新党大地が推薦する元道議会議員の山崎泉氏(48)、▽NHK受信料を支払わない方法を教える党の新人で元会社員の齊藤忠行氏(29)の6人の争いとなっています。

▽立憲民主党の元議員を共産党道委員会、国民民主党、社民党が推薦。▽日本維新の会の新人、▽候補者擁立を見送った自民党の一部議員が支援する無所属の新人らが争う構図です。 

【小林悟候補】
無所属の小林悟氏は、開業医の立場から新型コロナ対策の充実を訴えています。
小林氏は「医療体制の確保をまず進めていく。PCR検査を拡充して、より安心・安全な態勢をつくっていきたい」と訴えています。

【松木謙公候補】
立憲民主党の松木謙公氏は、野党4党の統一候補です。4年前の選挙で争った共産党が候補者を一本化し、野党が共闘して臨む初めての選挙戦です。与党が候補者擁立を見送っても油断はできないと党の重鎮が相次いで入って引き締めを図っています。
立憲民主党の枝野幸男代表は応援演説で、「札幌の地から日本の政治の立て直し、感染症対策の抜本的な見直しののろしを上げていこうではないか」と話していました。
松木氏は、政府が進める新型コロナ対策は不十分だとして、思い切った強化が必要だと訴えています。
松木氏は「まずは感染拡大を止めることに力を注ぐべきだ。そして経済の再生をやっていく。政策を総動員しワクチンを早く持ってくる。10万円の特別給付金を支給し、よくなったら今度は消費税を減税する。しっかり頑張っていきたい」と訴えています。

【鶴羽佳子候補】
無所属の鶴羽佳子氏は、地元民放の元アナウンサーです。今回、唯一の女性候補で活動も女性が中心となって支えています。自民党の女性幹部も期待を寄せています。
自民党の野田聖子幹事長代行はオンライン演説で、「国会議員になったあかつきには、野田聖子のパートナーとして一緒に仕事をしていきたいと願っている」と話していました。
鶴羽氏は、女性が活躍できる社会をつくりたいと訴えています。コロナ禍で外出が控えられる中、オンラインで子育てや介護に悩む女性たちの声を聞き取っています。
鶴羽氏は「なぜ男性と女性が平等な社会にならないのか。それは女性の国会議員が少ないからだ。保育園に誰もが入れるような仕組みをつくり、個人に保育園を探させ申し込みまでさせるような状況は早く改善する必要がある」と訴えています。

【長友隆典候補】
無所属の長友隆典氏は、弁護士でかつては農林水産省に務めていました。自民党の党員で、党所属の地方議員の支援も受けながら支持層の取り込みを目指しています。
自民党の須貝修行小樽市議会議員は応援演説で、「多彩なキャリアと高い能力、さらには高い倫理観を持っている。日本国民のために使っていただきたい」と話していました。
長友氏は、丘珠空港を活用した地域経済の基盤強化を訴えています。滑走路延伸で航空路線を拡大するなど人の行き来を活発にするインフラ整備を進めたい考えです。
長友氏は「北海道全体の経済をしっかりと立て直し、誰もが安心して生活できるようにしていきたい。コロナに打ち勝ち前を向いて生きるためにも経済政策が重要だ。丘珠空港の滑走路延伸を旗印に北海道経済を元気にしたい」と訴えています。
 
【山崎泉候補】
日本維新の会の山崎泉氏は、みずからも大学生の子どもを持つ親として、新型コロナの影響で経済的に苦しむ学生への支援を充実させたいとしています。かつて秘書として支えた党のベテランが全面的にバックアップし、一体で運動を展開しています。
日本維新の会北海道総支部の鈴木宗男代表は応援演説で、「元道議会議員の経験からも実績からも使えるし働ける。皆さん方に私は自信を持って推薦できる人物だ」と話していました。
山崎氏は、政治家みずからが身を切る改革を実行しなければ政治への理解は進まないと訴えています。
山崎氏は「政治とカネの問題はもううんざりだ。必ず責任を持った政治を進めていきたい。日本の人口が減る中で、国会議員は減っていない。議員定数の3割削減、そして議員報酬をみずから3割削減して、必ず意気込みを見せていきたい」と訴えています。
 
【齊藤忠行候補】
NHK受信料を支払わない方法を教える党の齊藤忠行氏は、党の活動を発信したい考えです。選挙期間中は街頭での演説などは行わず、動画投稿サイトやSNSを通じてみずからの主張を訴えています。
齊藤氏は「NHKのスクランブル化と集金人の実態をSNS上で伝えていく活動をこれからも続けていくということに変わりはない。NHK党の存在意義を伝えていきたい」と訴えています。

6人の争いとなった今回の選挙戦。
野党の共闘は結果にどうあらわれるのか。自民党が擁立を見送る中、支持を集めるのはどの候補者か。
衆議院北海道2区の補欠選挙は今月25日に投票が行われ、即日開票されます。

2021年4月21日放送

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