岩手県一戸町の御所野(ごしょの)縄文遺跡を案内してくれたのは、地域おこし協力隊として、町で活動する
大平直人(おおだいら・なおと)さん。
遺跡でのイベントに積極的に参加したり、Youtubeなどでもリポート役として町の魅力をPRしています。

幼い頃から自然が大好きだった大平さんと
“自然と共に生きていた”縄文人の暮らしをのぞきさいくべ!
見て!竪穴住居から見える景色

御所野遺跡では、800年間、縄文人がムラを作って暮らしていたらしい。
見つかったのは600を超える住居跡。特徴は、多くの屋根が土で覆われていることなんだって。

「中さ入ってみるべ!」
と一緒に竪穴住居へ…これが縄文人が暮らしていたというおうち。
23畳ほどあって、入口には煮炊きをしたと思われる炉の跡が残っている。
どんな縄文人が、何人くらいで住んでいたんだべが?想像を広げてみるのも楽しみ方の1つ。

「ぼくが一番すきな景色がね…」
と指さしたのは竪穴住居の入り口。そこから見えるのが、雄大な山々。
いつでもキレイな景色が見られる場所だったから、ここに竪穴住居を建てたのかな?


キツツキの穴も発見!
体験して!縄文の森の自然
御所野遺跡でもう一つ見てほしいのが“縄文の森”。
縄文時代に利用していた植物を植えて、当時を再現しようという森なんだ!
大平さんもミズナラの木を植えて、成長を楽しみにしている。
「よ~く、おがれよ(育てよ)!」

見て!鼻曲がり土面

御所野遺跡の入り口にある御所野縄文博物館。
注目は、祭りや儀式に使っていたと考えられる、この「鼻曲がり土面」!
見つかっているのは全国でわずか5つほど。その中の1つなんだって。
しかし、なんで鼻が曲がっているのか?なに1つとしてわかっていない。
「縄文人は鼻が曲がっていたんだべが?」
謎が多いのも縄文の魅力!

御所野縄文公園
0195-32-2652
食べて!鼻曲がり土面のクッキー

御所野遺跡を盛り上げようと、町の製菓店が、縄文にちなんだお菓子を作ったよ。
その一つが、博物館でも登場した「鼻曲がり土面」のクッキー!
一戸産の雑穀・アマランサスとアーモンドの粉が、生地には練りこんである。
手作業で鼻曲がり土面の形を一つ一つ再現。
微妙に表情が違っているのも、暖かみがあってGOOD!

「雑穀のプチプチした食感も楽しいよ!」と大平さんもオススメの1品。
ほかにも、縄文人のイヤリングを再現したクッキーもオススメ!

「食べさきてね!」
NHKでは世界遺産に登録された
「北海道・北東北の縄文遺跡群」に関する情報を発信しています!
ぜひご覧ください。
「NHK北の縄文プロジェクト」