NHK札幌放送局

都会にないものが枝幸には全部ある

ローカルフレンズ制作班

2022年10月27日(木)午後7時38分 更新

初めて訪れた枝幸町。滞在を終えて…

滞在初日、鷲見さんが「都会にないものが枝幸には全部ある」と教えてくれました。
枝幸町に滞在した1か月間、本当に鷲見さんの言葉通り!札幌では、見たことのない景色・暮らしにあふれていました。

1回の漁で数千本も獲れる秋鮭漁。オホーツク海の豊かさを感じるとともに、豪快な漁の過酷さも身に沁みました。2人で鮭釣りデートを楽しむ佐藤友彦さんと友子さん夫妻。友彦さんの言葉と同じく「あれだけ鮭を見た後なのに…」と思わず口に出してしましました。それでも、枝幸だからこそ出来ることを楽しむ2人の姿に、地元を愛する豊かな暮らしを感じました。

そして、鮭の捌き方からイクラの醤油漬けまで教えてくださった丸山晃さん。魚をさばくどころか、料理も全くしない私(ディレクター)ですが、丁寧な説明のおかげで、人生で初めて魚を捌き、自家イクラの醤油漬けを作ることに成功。

切り身やイクラを札幌に送りましたが、食べた方全員が美味しさに大満足でした!貴重な体験となりました。
丸山さんをご紹介いただいた、観光協会の脇本勝幸さんも本当にありがとうございました。

3週目に紹介したのは歌登地区に残る食文化。大人から子どもまで地域全員で守る川の恵み。成澤英輝さんをはじめ、ヤツメウナギ研究会の方たちの「子どものときにたくさんとって食べた「ヤツメウナギ」を今の子どもたちにも知ってほしい」という想い、そしてそれを聞いて、自分たちも手伝いたいと積極的に取り組む中学生たち。この地域ならでは取り組みに心が温まりました。人工授精、ふ化したヤツメが大きくなって川へと戻り、歌登でヤツメウナギの食文化がさらに発展していってほしいなと思います。

滞在中、1番長い時間を過ごした鷲見さんのカフェ。ここから見える一面のオホーツク海、紅葉、そして山に沈んでいく夕日…どの景色も何回見ても飽きない、素晴らしいもので心癒されてました。

カフェは、毎日たくさんの人が訪れて、自由に過ごす空間。一見普通にも見えますが、常連さんたちが、鷲見さん町の作戦会議をしていたり、子育ての場として利用していたり、はたまた、初めましてのお客さん同士がいつの間にか仲良くなっていたり。4週目に登場した浅野さんはたまに、常連さんに叱られていたり…(笑)(もちろん、みなさん浅野さんに頑張ってほしくてアドバイスをしているだけなんですが。)
カフェの中がアットホームな雰囲気で、そこにいるみなさんの笑い声がよく聞こえてくるそんな場所でした。

滞在中は、さまざまな場所で「今週も楽しみにしてるよ~」とか「ヤツメ食べたの!どうだった?」など話しかけて頂くこともとても多く、枝幸町の方たちの温かさを身に沁みて感じました。みなさん本当にお世話になりました。

札幌に帰るのは寂しいですが、必ずまた遊びに来ます!1か月、本当にありがとうございました!!!


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