NHK札幌放送局

ウポポイ 国立アイヌ民族博物館を初公開 #アイヌ

ウピシカンタ

2020年6月9日(火)午後3時29分 更新

新型コロナウイルスの影響で開業が延期されている白老町のアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」の国立博物館が町民向けの内覧会で初めて公開されました。  

アイヌ文化の発信拠点「民族共生象徴空間」=愛称・ウポポイは新型コロナウイルスの影響で2度にわたって開業が延期されていて、9日、地元の人たちを対象にした内覧会が始まりました。
初公開された「国立アイヌ民族博物館」は北日本で初めての国立博物館で、アイヌの工芸品や資料などおよそ1万点が収蔵されています。 

このうち道東の厚岸町で見つかったアイヌの人たちの丸木舟「イタオマチプ」は全長がおよそ6メートルあり、江戸時代に海の漁などで使われていたとみられています。 
また、屋外のステージではユネスコの無形文化遺産にも登録されているアイヌの古式舞踊や「ムックリ」と呼ばれる楽器の演奏などが披露されました。 

北海道アイヌ協会 加藤忠理事長
「『ようやくここまできたか』という思いで、すばらしい立派な施設ができたことを日本の国民に感謝しています。ウポポイを拠点に北海道各地に伝わるアイヌ文化を発信したいです」
 白老町 戸田安彦町長
「感染症対策が徹底されているので、安心して見学できました。正式な開業日程はまだ未定ですが、ウポポイを通じて国内外にアイヌ文化が発信されることを期待しています」

ウポポイの内覧会は今月14日まで行われる予定で、正式にオープンする日程は新型コロナウイルスの全国の感染状況など踏まえて政府が判断することにしています。

(2020年6月9日放送)

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