先日「ほっとニュース北海道」内の「JIMOTO自慢」コーナーでお伝えした道東のチーズ。
放送には入りきらなかった部分やロケの裏話をご紹介します!
放送の様子は、12月30日ごろまで「北海道ニュースWEB」で見られます。
◇道東もチーズの町なんです!
釧路総合振興局へ取材に行ったある日。
振興局「尼子さん、釧路の食と言ったら何を思い浮かべますか?」
尼 子「やっぱり海鮮じゃないですか?漁師まちが多いですしね。」
振興局「でも、水産より酪農の方が、売り上げが多いって知ってました?僕たちは、道東を“チーズの町”というイメージにしたいんです。」
そんなお話から今回の「JIMOTO自慢」は始まりました!
◇夢のようなチーズイベント
最初に取材したのは「チーズパーティー」🧀
聞いたとき「そんなイベントが釧路で行われているの!?」と驚きでした。
お邪魔してみると…たくさんの人!!お断りしてしまう方がいらっしゃるほど、予約が殺到したんだそう😲

はじめに道東にあるチーズ工房のチーズ10種類を食べ比べ!

チーズは味の薄いものから食べるとよく味が分かるので、この写真だと真ん中の一番上にある白いモッツァレラから時計回りに食べるようにということでした。またここで、チーズを食べる際のポイントを2つ!
①冷蔵庫から出してすぐ食べない!30分ほど置く!
②口の中がチーズで混ざったときは、リンゴを一切れ食べてリセット!
これを意識すると、より美味しく食べることができるそうですよ。そんな豆知識を聞きながらチーズを堪能したあとは…
さらに乳製品を使用した14種類の料理を食べ放題で楽しむことができます。
例えば、チーズとレタスのマリネサラダや

2種チーズをのせて焼き上げる海老チリソース。

羊肉のスープカレーをかけて食べる、チーズと牛乳で仕上げた焼きリゾット。

そして、とろけるラクレットチーズも!

道東の工房のチーズを食べ比べできるだけでも贅沢なのに…こんなにたくさんの料理まで!!
チーズ好きにはたまらない至福の時間でした!
◇乳製品のPR隊が誕生
このチーズパーティーを盛り上げるために手伝いに来ていた方々がいました!
道東の酪農を応援しようと、ことし10月に誕生した「釧路デーリィコンシェルジュ」です。

JAの職員さんや酪農家さんなど道東に住む21人が、道東の乳製品について学び、任命されました。

10月末には釧路の商業施設で、料理に合うチーズや子どもでも食べやすいチーズを教えたり、お客さんの相談に乗ったりしてチーズの魅力をPRしました。

そのうちの一人、藤島洸さんは、釧路総合振興局の職員。

4年前に釧路に来てから、チーズの魅力にはまったそう。
そこで、釧路市内の飲食店に考えてもらったチーズレシピを振興局のホームページにあげています。

リゾットやチーズフォンデュなど色々あるのですが…

取材時に間近に迫っていたクリスマスに、ぴったりなレシピをおすすめしてくれました。それが「モッツァレラといちごのマルゲリータ🍓」!!

本当においしいのか。。。すぐに調査しに行きました!
◇おいしいチーズのレシピ
訪れたのは“チーズといちご”のピザレシピを考案したという釧路市内のお店。教えてくれたのは、店長を務めるシェフの古屋好隆さんです。

材料はこの6品。

誰でも簡単に作れるということで、私も作ってみました。
①まずはピザ生地!!初めて伸ばしました…。意外と力が必要だということがわかりました(笑)

家庭で作る際は、市販の生地や食パンでも大丈夫だそうです。
②いちごを薄く切ります。だいたい縦に3等分か4等分くらいにしました。

③ピザ生地の上にいちごを並べていきます。外周から1cmくらいスペースを空けることさえ守れば、あとはセンスで並べていいそうです(^^♪

④このあとが主役のモッツァレラチーズ。手で2cm角くらいにちぎってのせていきます。
⑤次に2枚ほどバジルをちぎってのせる。
⑥粉チーズを全体に振りかける。
⑦オリーブオイルを2まわし。

あとはオーブンで焼いて…完成しました!!いざ、実食です(/・ω・)/

これがなんと!チーズといちご、合うんですよ。フレッシュなモッツァレラチーズにいちごの酸味と甘みが加わり、より美味しくなっていました。一見スイーツに近そうですが、しっかりお食事。バジルやオリーブオイルの香りに食欲をそそられる、そんな香り豊かなピザでした。
シェフの古屋さんとサポートをしてくださったもう一人の女性シェフの方と記念撮影。

とても手際が良く、おかげでロケがスムーズに進みました!ありがとうございました(*^^)
◇究極のチーズスイーツも登場!
ここからは、釧路で、先月発売された話題のスイーツについてです。それがこちら!

濃厚な味わいが特徴の「チーズテリーヌ」です。お値段はなんと!ひと箱3000円以上!!

クリームチーズをふんだんに使っているゆえの価格設定になったそうですが、納得の味に仕上がったそうです。

作ったのは、新型コロナウイルスの影響で営業できなくなった居酒屋さん。空いた時間と人員を活用して、およそ10か月かけて完成させ、専門店までオープンしちゃいました。

TVの「JIMOTO自慢」コーナーでは時間の関係で長くはお伝えできませんでしたが、ここでは高級な食感をしっかりご紹介したいと思います。インタビューに答えてくださったのは店員の三浦美緒さんです。

人前でお話するのがあまり得意ではないと話されていましたが、とても一生懸命に対応していただきました。
三浦さんは「もともと甘いものは得意ではない」とのこと。でも、「このチーズテリーヌはさっぱりした甘さなので食べられるんです!」と教えていただきました(#^.^#)
そして、そんなチーズテリーヌを作ることを思いついた大野良太さん(左)とも写真を撮っていただきました。

「道東は酪農が盛んなのに、それを食べて実感できる場所は少ない。道東のおいしい乳製品をもっと広めたい」と話されていました。
さてチーズテリーヌの味、気になりますよね?私、いただいちゃいました🙇

以前、北海道外で売られているチーズテリーヌを食べたことがあり、そのときは想像以上の甘さでびっくりした記憶があります。しかし、このチーズテリーヌは本当にさっぱりしていて食べやすい!しかもそれでいて チーズがとっても濃厚!!とても幸せな時間で、頑張ったあとの自分のご褒美に買いたいなぁ~と思いました。
◇みなさん良いお年を!
私の2021年の仕事納めは今回の道東のチーズの紹介でした。ことし一年、たくさんの出会いがあり、素敵な縁を感じることが多かった年でした。本当にありがとうございました。来年もそんな縁がたくさん感じられるよう、みなさんのもとに駆けつけたいと思っています。残り少なくなったことし、そして来たる2022年がみなさんにとって良い年となりますように😊(札幌局のみなさんと一緒に↓)

2021年12月27日(月)
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