NHK札幌放送局

代表決定!ロコ・ソラーレ北見市表敬

オホーツクチャンネル

2021年10月8日(金)午後7時00分 更新

ことし9月に行われたカーリング女子の日本代表決定戦で勝利して、日本代表になった北見市を拠点に活動するカーリングチーム「ロコ・ソラーレ」が海外遠征を前に北見市長を表敬訪問。表敬とその後の会見で語った代表決定戦を戦った北海道銀行への思い、世界最終予選に向けた意気込みをお伝えします。

最終5戦目までもつれた日本代表決定戦

北京オリンピックの出場枠がかかることし12月の世界最終予選の出場をかけて、9月10日から12日にかけて稚内市でカーリング女子の日本代表決定戦が行われました。先に3勝したチームが出場権を獲得するこの決定戦では、去年の日本選手権を制したロコ・ソラーレと、ことしの日本選手権を制した北海道銀行が一騎打ちに。試合は、北海道銀行に先に2勝を許すロコにとって厳しい展開。しかしその後2連勝し、迎えた最終第5戦。試合は互いに譲らず最後の第10エンドを7対6で迎えました。ラストショットを投げた藤澤五月選手はストーンを相手のストーンより円の中心付近に寄せ、8対6で競り勝ち3勝2敗で代表決定戦を制しました。

代表決定戦を終え、北見市長を表敬訪問

代表決定からおよそ2週間。ロコのメンバーは9月24日に北見市長を表敬訪問しました。この日は吉田夕梨花選手は来ることができず、参加したのは選手やコーチなど7人でした。

選手たちには応援を込めた花束が贈られ、本橋麻里さんは「チーム一丸となって勝ちだけを考えて戦いました。12月の最終予選に向けて気持ちを切り替え、気を緩ませることなく進んでいきます」と挨拶。
藤澤五月選手も「道銀に私たちらしさ、ロコらしさを思い出させてもらいました。日本のトップレベルのチームの思いを背負って北見代表・日本代表として戦います」と12月の最終予選への意気込みを述べました。
北見市の辻直孝市長は「テレビを見て心配していたが、必ず勝ってくれると思っていました。勝ち抜いて、世界の舞台である北京での活躍を北見市民、北海道民、日本国民みんなが応援しています」と代表決定戦を振り返りながら激励しました。

本橋麻里さん
「最初の2戦はおとしましたが、その後チーム一丸となって勝ちだけを考えて戦った結果です。日本代表とはなりましたが、12月の最終予選に向けて気持ちを切り替えて準備していこうと思います。誰ひとり勝ちに向けて気を緩ませることなく進んでいきます。引き続きお願いします」
藤澤五月選手
「道銀には私たちらしさ、ロコらしさを思い出させてもらって、残り3試合でロコらしい試合ができました。テレビで見てもらっていたたくさんの人の心臓には悪い試合でしたが、楽しく試合ができました。これも道銀に強くしてもらったからというのもあるし、そのおかげで最終予選に出場できます。今シーズンは稚内や軽井沢で合宿して日本のトップチームと試合をしました。トップチームの思いを背負いながら、北見代表はもちろん、日本代表として戦っていきます」
北見市・辻直孝市長
「最初2戦厳しくてちょっと心配しましたが、諦めるような気持ちはなくて必ず勝つと思っていました。最後5戦目に決まるとは思っていませんでしたが、最後の一投までわからない試合で、そこを乗り越えてチームが一丸となって、ロコ本来の素晴らしさを持ち続けたのが今回の結果だと思います。本当におめでとう。最終予選をしっかり勝ち抜いて、世界の舞台・北京でさらなる活躍を、北見市民、北海道民、日本国民、カーリングファンみんなが応援しているので体に気をつけて頑張ってください」


語られた感謝と意気込み

その後は歓談が行われ、選手たちは北見市から送られた応援旗への感謝を話していました。また、新型コロナウイルスの影響で2週間隔離が必要となることから12月の世界選手権に向けて、9月末からずっと海外遠征をすることも話され、辻市長からは激励の言葉が贈られました。

辻市長
「試合を見ていて本当に伝わってくるものがすごかったなと思っています。敬意を表します。やっぱり前のオリンピックもそうでしたが、ゲームを通じて見ている私たちに本当に感動と夢と喜びと、何物にも変えがたいものを見せてもらえるなんて、こんなありがたいことはないし励みになります」
藤澤選手
「私たち今年の日本選手権もそうだったんですけど、今まで、観客のパワーをほんとにもらってたんだなってすごく感じました。今回応援旗を作ってもらって、たくさんの方にメッセージとパワーをいただいて本当に力になりました。ありがとうございました」
吉田知那美選手
「市長にもメッセージいただいてありがとうございました」

・今後について

本橋さん
「海外遠征は来週から3ヶ月くらいで、慣れているみんなでも一応最長です。国内に帰ってくると2週間隔離のルールがまだあるので、そうするとコンディション的にはいいか悪いかでいうと不安なところがあります」
藤澤選手
「1か月半から2か月近くカナダのカルガリーを拠点にしながらいろいろな大会に出ます。その後カーリング場がいっぱいあるスイスに移動して、男子のコンサドーレと一緒に練習しながら時差調整をして12月にオランダに入る予定です」
辻市長
「これもなかなか大変ですね。われわれもコロナの関係は頭悩ませてるけども、これでいいというのはないですしね。海外だと出たり入ったりで時間かかっちゃうからその分大変だし行ったきりというか直前までいた方がいいですね」
本橋さん
「世界最終予選は吉田知那美が1回経験していますが、やっぱりオリンピックや国内の大会とは違うプレッシャーがかかります。12月に向けて北見市の皆さんからまたもう一度温かいご声援いただけるように」
辻市長
「何回でも声援はしますよ。体調だけ崩さないように。がんばり続ける気持ちは疑う余地なしで信じてるので、体調だけ気をつけて乗り切ってください。本番、北京で我々もみんなに対して思いをお伝えできるようになってくれれば最高の喜びなんで、本当に頑張って欲しいなと思っています」
本橋さん
「市長にいっぱい泣いてもらえるようにがんばります」

表敬を終えて行われた記者会見

表敬訪問後には記者会見が行われました。表敬を終えての気持ちや、代表決定戦を振り返って、また、今後の最終予選へむけた意気込みなどが質問され、回答の中では、代表決定戦を戦った北海道銀行への感謝も語られました。

Q 表敬終えての気持ちはどうですか?

鈴木夕湖選手
「北見の人は旗を作ってくれて、私たちもそれを見てとても力になったし、応援してくれてるんだなとすごく感じて力になっているのでとてもありがたいと思いました」
藤澤選手
「遠征まで1週間ないくらいの時間で久々に北見に帰ってきましたが、いろんな人に会うと「見てたよ」と今まで以上に声をかけてくれて、無観客でしたがそれ以上に北見からテレビで応援してくれていたことに感謝の気持ちでいっぱいですし、次の大会に向けてもう一度頑張ろうと思いました」

吉田知那美選手
「市長がテレビの前で苦しみながら見ていたと話してくれて、ピョンチャンオリンピックからの4年間、追われる立場や出る杭としてうたれながらも、カーリングが好きだという気持ちを忘れずに戦うことの大変さをわかってくれたんだと感じました。これからもカーリングを楽しむ気持ちを忘れずに最終予選に向けて頑張ろうと改めて思いました」

Q 代表決定戦では最終戦までもつれましたが、振り返ってどうですか。

鈴木選手
「本当に北海道銀行が強くていいチームだったので、お互いにいい試合でお互いに成長できたと思いますし、道銀が私たちらしさや、私たちの強みを思い出させてくれました。これからの試合は、道銀や日本のトップチームの気持ちも背負って日本代表として強さをみせていきたいです」

藤澤選手
「負けたからこそ勝てたんだと思います。負けたからこそ課題が見つかって、もがいて苦しんで、代表決定戦も2連敗からはじまって、どうしたらいいかを話し合って、チーム一丸となって乗り越えたからこそ勝てました。昨シーズンは、試合や大会で勝つことが多く、自分たちで課題を見つけることが難しかったので、結局最後の日本選手権で負けました。逆に今シーズンは負けることの方が多く、みんなで乗り越えられたことが今シーズンの強さだと思うので、負けをポジティブに考えながらチャレンジする力はやっていきたいです」

吉田知那美選手
「最初2連敗したとき私たちは、ただただきれいなカーリングのパフォーマンスをすることに集中していました。気持ちがないとダメだと気付かせてくれたのは道銀で、それを選手だけでなく、監督や本橋さんもスタッフ全員がロコのためにひとりの人間としてチームのためにすることをするという気持ちが、私たちのパフォーマンスにもう1段階火をつけた3日間でした」

Q 今後の意気込みは

藤澤選手
「来週から海外遠征で久々に大会に出るので、まずは結果に満足せず、もう1段階、2段階強くなれるように、ナショナルコーチと話しながら臨みたいです。最終予選までの3ヶ月で大会に出て新しい課題が出ると思うので、それをポジティブに捉えながらチャレンジしてクリアしていきたいです。オリンピックをかけた試合では日本代表として、最終予選に出れなかった日本のトップチームの思いも胸に臨みます」

吉田知那美選手
「12月の最終予選で一番大事なのはカーリングをしたい、楽しみたいという飢えた気持ちかなと思います。連戦が続く中、このチームで2度目のオリンピックに向けて練習の量や質、心の準備も整えることが大事かなと思います。そのなかでは自分たちチームだけでなく、北見、北海道、日本の皆様の力も借りると思うので、応援してもらえるチームであるように、競技者としても人としても成長していきたいです」

鈴木選手
「来週からカナダに遠征に行ってその後スイス、オランダに行きますが、久々にナショナルコーチと合宿をして、各国の強いチームと大会ができる予定なので、たくさん試合をして、いろいろ課題も与えられると思いますが、さらに強くなるためにしっかり成長して、オランダに向けて調整していきたいです」


選手たちは、9月29日の週からカナダへ旅立ち、大会などを経てスイスへ移動し、12月のオランダで行われる世界最終予選に臨みます。

世界最終予選では出場する9カ国の中で上位3位に入れば北京オリンピックへの出場が決まります。(北見放送局・記者 新島俊輝)

2021年10月1日


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