NHK札幌放送局

新しくなった!SL冬の湿原号🚃

NHK釧路放送局

2022年2月18日(金)午後6時25分 更新

ことしもこの季節がやってきました!観光列車「SL冬の湿原号」の時期です!ことしから新しい車両、そして蒸気機関車ではなくディーゼル機関車での牽引…色々、レアではないか!?と思い「SL冬の湿原号」に乗っちゃいました!

◇引っ張るのは、オレンジ色!

ことしの「SL冬の湿原号」はこちら!!

先頭がオレンジ色!試験運行の際に部品の損傷が判明し、煙をモクモクとあげる真っ黒なSLではなく、ディーゼル機関車が車両を引っ張っています。いつもSLの安全運転を支えてくださっている方々を、去年、永井職員(現在は札幌局)が取材しています!こちらのWEB記事もぜひご覧ください

「そもそもSLとディーゼルって何が違うの?」ということで、少し調べてみました。

●蒸気機関車 ”SL"
蒸気を動力とする。機関車の大部分を占めるボイラーで燃料を燃やし、その熱で蒸気を発生させる。運転室には、運転操作を行う機関士、燃料と水を補給する機関助士が2人1組で乗務する。
●ディーゼル機関車 ”DL"
動力発生源となるエンジンを車体に積み、軽油を使う。
燃料は、蒸気機関車に比べて容積的に少なくすむ。運転操作は電気機関車とほとんど同じ。

簡単に言うと、列車を動かすためのエネルギー源が違うんです。釧路のSLは、北海道唯一!とても珍しいのですが…

↑これは去年、プライベートで乗ったときに撮った写真
SL冬の湿原号がディーゼル機関車で牽引されるのは5年ぶり!
SLも見たかったですが、初めての経験にワクワクしました!😊


◇新しくなった客車・ポイント解説!

さて、記念撮影をしっかり済ませて、いよいよ乗車!!
車内の注目ポイントは、リニューアルされた1号車と5号車。去年までの座席はこちら。

ことしは!!!

去年までは全席ボックス席でしたが、どの席からも釧路川や湿原の景色が見えるようにと、釧路川側を開放的な大きな窓のカウンター席に

反対側はボックス席のままですが、こちらは釧路川が見えやすくなるように床が高くなっています

先頭と一番後ろの降り口に向かう通路にも、大きな窓が設置されています。

上下に窓があるので、お子さんでも景色を楽しむことができます。

そして右側にはクッションが設けられていて‥‥。
このように“よしかかって”景色を楽しむことができます!お尻が快適でした😊


ちなみにシートも‥‥。

レトロなえんじ色、そしてタンチョウのシルエットが描かれた可愛い座席になりました!

来年には2~4号車もリニューアルされるそう。ワクワクの新しい車両と名残惜しい今までの車両のどちらも体感できるのは、ことしだけ!!思い出になる運行期間です。


◇SL冬の湿原号の楽しみ方

旅の楽しみと言えば、やっぱり食べ物!!ということで、2号車カフェカーで売られていたものをご紹介。一つ目はお馴染みの「SLプリン」🍮。

二層のプリンになっていて、上のグレーの部分はゴマなんです。とってもなめらかな口当たりで、ゴマが甘さをまろやかにしてくれます!すごく美味しくて大好評なプリンですよ!

ことしから新しく販売されているものも!「SL金太郎飴」です。

飴をよーく見ると…

「SL」という文字にタンチョウが描かれた、SL冬の湿原号のヘッドマークが!!
中には、オリジナル缶バッチもついていて、全部で3種類あるんです。

飴を食べ終わったあとに、瓶も再利用できそうですね!

そして、昔の車両・2号車~4号車に乗るからこそ楽しめる食べ物が「魚の干物」!!ダルマストーブであぶることができるんです。こんなに小さなお子さんも!

車内で購入できるのは「こまい」「するめ」「ししゃも」。中には「釧路の地酒」を温めている方もいました。そんなダルマストーブの火を絶やさないよう石炭をいれてくれているのは、車掌さん。

ディーゼル機関車の期間は、かっこいい制服を着た車掌さんが3人も乗っています!SLの時は2人なのですが…ディーゼル機関車だと、シカやタンチョウを見てもらうときに徐行することができるので、そのときに色々な説明や楽しむポイントをお伝えできるよう、車掌さんがいつもより1人多く乗っているそうです。

他の車両にお邪魔してみると、ここにもダルマストーブで干物を炙っている方を見つけました。

家族旅行で来られたグループの妹さん。一番炙るのがうまいということで、お姉ちゃんとお母さんの分も、全て任されていました(笑)

息子さんが仕事の研修で釧路に来ていて、東京から家族みんなで来たんだそう。「旅の思い出になって楽しいです」と話していました。

食べ物のほかにも、SL冬の湿原号は景色も素敵なんです。
2号車のカフェカーに戻ると…カフェ向かいの窓に赤ちゃんを座らせて景色を楽しんでいる方を発見。

夫婦で育休中。普段行けない場所に行こうと探していた中で、SLに乗りたいと釧路に来たそうです。

「当たり前にシカがいて、愛知じゃ見られない風景で楽しい。」と話してくださったそのとき、窓の外にタンチョウが!!!

自然の中に溶け込んでいる動物たちの姿を楽しんでいました。


◇SL冬の湿原号を盛り上げる人たち

ここからは、SL冬の湿原号を盛り上げる方々をご紹介します。先ほど紹介した食べ物を売ってくれるのがこちらの方々。

SLプリンやSL金太郎飴はもちろん、マスクやSL冬の湿原号のサボ(行き先表示板)など、たくさんのグッズが売られています。乗った際は、2号車のカフェカーに行ってみてください。

私の隣に写っている販売員さんは、石本さん!素敵な笑顔でお客さんとお話されている姿が印象的でした😊そして一番の左の方は、夏に運行していた「夕陽ノロッコ号」で車内ガイドをされていた、原田カーナさんです。去年の記事でも一緒に写真を撮ってくださっています。ぜひ「夕陽ノロッコ号に乗ってみた」もご覧ください(/・ω・)/

もちろん、SL冬の湿原号にもガイドさんが乗っていますよ!後ろ姿の撮影許可が出ました!この方!

1号車~5号車までゆっくりと回って、お客さんに道東の豆知識を教えてくれます。この日は、色々な道東の写真を見せていました。中でもおすすめは「タンチョウが川で寝ている姿」の写真なんだそうです。なかなか見られない姿ですよね!敵から襲われないように川の中で眠るんだとか🤔

そして、塘路駅で列車の写真を撮る方々が安全に楽しめるよう、整備をしてくださる方々にも出会いました!右が高田さんで元車掌さん。左は髙橋さん、元JRの営業さんだそうです。

釧路駅からお客さんと一緒に乗って、終点まで行かず塘路駅で降りる。そして、塘路駅でお客さんの安全を守り、折り返しのSL冬の湿原号に塘路駅から乗って釧路駅に帰るんだそう。こういった方々のおかげで、楽しむことができるんだなと感じた時間でした。

終点の標茶駅でも出会いがありましたよ✨標茶駅の駅舎を見て、左側の入口。

ここは、標茶の自慢を集めたアンテナショップなんです。SLに乗ってきた方々が、見たり食べたりして楽しめるようにと有志の方々で運営しています。

この日、中にいらっしゃったのはこちらの3人。とってもチャーミングな被り物🐄🐥

みなさん、ここに並んでいる商品を作った方々なんです。シマエナガや標茶町のキャラクター「ミルクックさん」などをモチーフにした小物を作っているのが、左の高松典子さん。革を使ったポーチなどを作っているのが、右側の佐藤友紀さんです。

お二人とも「手に取ってもらえると嬉しい。牛の町なので、こういう革製品やキャラクターの商品があるよってことを知ってもらえたら」と話していました。

そしてもう一人は、養鶏場を営む大木恵理さん。

たまごを使ったシフォンケーキやプリン、標茶のブランド牛を使ったバーガーなどを販売しています。

大木さんは「せっかく標茶に来てくれるんだから、楽しんで帰ってもらいたい。コロナで営業していないお店もあるので、ここで標茶のおいしいもの・いいものをPRできたらと思っています。感染対策をしっかりしてお待ちしています。」と話してくれました。


◇おまけ

長文になってしまいましたが、いかがでしたか?少しでも旅気分を味わっていただけたら嬉しいです。いまは乗ることがなかなか難しいかもしれませんが、コロナが落ち着いたら、来年、再来年に乗ってみてください!

最後に、実はこんな出会いもありました!根室駅の駅員をしている方(左)と登別駅で駅員をしている方(右)が、プライベートで乗っていたんです。

「SL冬の湿原号」は、会社の方にも愛されているんだなと温かい気持ちになりました。

ちなみに…ディーゼル機関車牽引だったため、標茶駅で先頭の機関車を塘路側から釧路側に付け替えるという作業があったのですが…空腹に負けて、撮り損ねてしまいました…。

跨線橋から、動き出したところまでは撮ったのですが…そのあとが待てなかった…
許してください~😅

2022年2月18日(金)

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