NHK札幌放送局

スムーズな接種に向けて #ナットクとかち

十勝チャンネル

2021年4月30日(金)午後6時06分 更新

ナットク!とかちchでは「私困っています 新型コロナウイルス」というテーマで、十勝の皆さんの疑問や困りごとにこたえるコンテンツを目指しています。

十勝でも高齢者を対象にしたワクチンの集団接種がまもなく始まります。こうした中で4月14日に幕別町でワクチン接種の訓練が行われました。スムーズな接種に向けて見つかった課題に注目します。


予診票の記入に時間

一般の高齢者へのワクチンの集団接種を5月15日から始める幕別町。訓練には医師や看護師、町の職員、それに住民役として地域の老人クラブの人たちが参加しました。高齢者が接種会場に着いたあと、受付で出すのが「接種券」そして「予診票」です。

このうち「予診票」は持病や体調などを書く書類です。あらかじめ記入して会場に持ってくることになっていましたが、記入せずに持ってくる人が多くいました。このため、受付で記入の仕方を教えるなどして、時間がかかってしまいました。

かかった時間は想定の倍

そして待合室で名前を呼ばれると、医師の「問診」を受けたあと、隣の接種用のテントで接種の模擬体験が行われました。接種を受けたあとは、副反応が出ないか、15分間、体調観察を行って終了です。
この日、20人あまりの接種を終えるのにかかった時間はおよそ1時間。予想の倍の時間がかかりました。

細澤正典 幕別町住民福祉部長
「人の流れがどこで滞ったのかという部分を十分に確認して、当日のスタッフのあり方についても、また見直していきたいなと思います」


暑さも大敵

もう1つわかったのが、会場の暑さです。室内には冷房がなく、温度計は25度以上。防護服を着ているとこたえる暑さだったといいます。

訓練に参加した景山倫彰医師
「わたしも防護服きているので、ちょっと汗かいてますけど。会場の気温とかで具合が悪くなる方が多いので、すこし改善や考慮が必要かなと思いました」

今回の訓練を受けて、町は予診票の受け付けの職員を増やしたり、冷風機などを設置し暑さ対策を行ったりすることにしています。

飯田晴義 幕別町長
「町民の協力をいただいて、非常に貴重な機会になったなと思います。なかなかスムーズにいかないなというのが実感です。きょうの訓練の結果を生かして、本番ではスムーズに接種が進むように、万全の態勢でのぞみたいと思います」


取材した佐藤恭孝記者は
”やってみなければわからないことがある”・・現場の職員などから何度もこの言葉を聞きました。予診票の記入、衣服の着脱など、思わぬところで予想より時間が必要でした。何より、4月でこれほど会場が暑くなるのは、だれも想定していなかったということです。どの自治体にとっても初めての経験だけに訓練を通して課題を洗い出し、さらに他の自治体とも共有することが重要だと思います。一方で、どれだけ準備をしても多くの予期せぬ問題が出てくることが予想されます。先日、海外のニュース番組で医療関係者が、「現場の指針は2点、ワクチンを1滴も無駄にしない、1人でも多くの人に打つ、これだけだ」と話していました。この原則は世界中の現場で共通だと思います。前例がない状況だからこそ、シンプルな原則を大切にしてほしいと感じました。

2021年4月27日放送

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