道南各地の自慢の「食」を中継でお伝えする「ぐるっと道南 自慢のグルメウイーク」。
4日目は、「かにめし」で有名な長万部町です。
噴火湾に面する長万部町では、おいしい海産物がたくさん水揚げされます。
豊富な海の幸の中から、今回は上品な白身が特徴のヒラメを紹介します。

“あつまんべ”に「集まんべ!」
訪ねたのは、長万部町多目的活動センター「あつまんべ」です。
毎週土曜の午後2時から、産直市が開かれ大勢のお客さんが訪れるだけでなく、建物内には道産材を使った木製滑り台や木のおもちゃもあり、親子連れも楽しめる施設です。

多目的スペースもあり、ふだんはサークル活動やダンス教室が行われ多くの人が集まりますが、この日は町自慢の海産物を集めました。

カニにホタテ、ソイ、どれも贅沢でおいしい食材として、食卓を華やかにしてくれます。
長万部町の海の豊かさが感じられる海産物です。

そして、主役の「ヒラメ」です。
大きいものでは1メートルを超すまでに成長します。
北海道では初夏に旬を迎え、釣りでもたくさんの釣果が上がります。
「ヒラメ40」 釣り名人の必殺技!

長万部町のヒラメに魅了される一人、生まれも育ちも長万部の髙野龍美さんです。
週4日は釣りに出かける地元の釣り名人です。
髙野龍美さん(長万部の釣り名人)
「夏が近づくとヒラメが卵を産みに岸に寄ってきて、それを食べたいと思っています。長万部川から噴火湾に栄養が流れ込み、ヒラメの餌となる小魚も集まって大きく育つのだと思います」
2年前には92センチメートルの大きなヒラメを釣り上げた髙野さん。
ヒラメ釣りには極意があると言います。それが「ヒラメ40」です。
ヒラメが餌に飛びついても、しっかりと餌を飲み込むまで40秒待たないと針が掛からないことから、「ヒラメ40」と言われているのだそうです。
釣り上げるのも技術のいるヒラメ、それだけに釣れた時の喜びと舌鼓を打つ楽しみも倍増しそうです。
ヒラメをおいしく「いただきます」

長万部町で水産加工業を営む加藤睦彦さんに、ヒラメをさばいてもらいました。
加藤さんイチオシの食べ方は、やっぱり定番のあの料理です。
加藤睦彦さん(水産加工業)
「ムニエルや天ぷら、フライなどもおいしいですが、やっぱりお刺身がいちばん良いかなと思います」

透き通るような白身のヒラメの刺身。

刺身より薄く切り、透明感を出し食欲をそそる演出をした「ヒラメ丼」。

刺身を試食した三平泰丈アナウンサーも、甘みとうまみがとろけ合う絶品ヒラメに大満足です。
海産物の宝庫 長万部の海の魅力は?

加藤睦彦さん(水産加工業)
「本当に豊かな海。海の幸をおいしく味わえるのは幸せです」
髙野龍美さん(長万部の釣り名人)
「長万部の海は、カレイもホタテも獲れるし釣れる魚もたくさん。中でも、絶品のヒラメは釣りのだいご味をいちばん感じられます」
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