NHK札幌放送局

八雲編の放送裏話 #4

ローカルフレンズ制作班

2022年5月2日(月)午後4時03分 更新

ディレクターの伊澤光之輔です。 八雲町滞在もついに1か月が経ちました。 

本当に色んな人と出会いがあり、普段インドアでアニメばかり見ている僕も、ローカルフレンズの赤井義大さんに誘われて外出することが非常に多く、アクティブになったな~と自分でも驚いております。

※とはいえアニメも、この1か月で40時間くらいは見ていたようです…

歴史をテーマに取材した4週目

今週、まず登場したのは、八雲町で6年ほど前から木彫り熊を掘っている小熊秀雄さん。

「もう5年6年くらいになりますが、熊を彫り始めました。」

小熊さんが彫る熊はこんな感じ。

少し変わっていますが、実は、かつて実在した著名な作り手・柴崎重行という方をマネして作っているそうです。
↓柴崎重行の作品

実は八雲町には、いま数えるほどしか作り手がおらず、
惚れ込んだ柴崎さんの作品を次の世代に引き継がなければいけないと、小熊さんは彫り始めたそうです。

そして、作った作品を販売したお金は貯金して、ある夢に使いたいそうです。

↑かつて柴崎さんが彫っていたとされる場所

「柴崎さんが元気なときに掘っていた工房跡を再現して、作りたいなっていうことでお金は貯めています。いつかここで自分も彫るのが夢です。」

そして、もう一人、歴史の担い手を赤井さんから紹介してもらいました。
創業96年、みそやしょうゆを作る醸造会社を経営する服部由美子さん。

96年という長い歴史を持ちながら、次々と新商品を開発してきました。

こちらは、素材すべてを八雲のもので作ったみそ。
3週目に紹介した熊石地区からも、米と塩分(海洋深層水)を取り寄せているそうです。

さらには、何十年とみそをつくるのにしようしてきた麹を使った甘酒も。

「歴史を作るっていうことは百年の日々がないと作れないモノだから、簡単には言えない。それを常に土台にして、上にグレードアップしていけるように頑張っていかなきゃって思っています。」

八雲町は、かつて愛知県の尾張徳川家に仕えた人々が開墾し、切り開いた町。
その当時から受け継がれる文化が、今も守られています。

八雲が誇る、もう一つの文化

さて、その2つ以外にも、八雲が誇るある文化があります。

それが、毎年7月に行われる「八雲山車行列」!

実は僕の地元・八王子が誇る「八王子まつり」でも19台の巨大な山車が市内を練り歩く壮大な行事が行われているので、八雲には非常に親近感!(“八”つながりだし!)

どんな山車なのかワクワクしながら写真を見てみると、

ドラえもんに…

???…

なんだこの雑多な感じ!

実はこのお祭り、そうはいってもそんなに歴史があるわけではないそうです。
始まりは40年前。
八雲町でも壮大なイベントがやりたいと、青森県のねぷた祭りなどの見学をして、取り入れたそうです。

そしてまさにそれを取り入れたのが…

赤井さんのファーザー(義範さん)&マザー(睦美さん)

そして、滞在23日目~25日目、このお祭りで飾る行燈制作が行われました。

僕も挑戦!

下絵完成!

…とここまでは頑張りましたが、取材のため、その先は断念。
完成したのがこちら。

彩り豊かで美しい!
完成させてくれたのは、右側の成田幻節さん。
実は、弘前市在住で、津軽ねぷた絵師として、制作を行っているプロフェッショナル!
過去11年、先生として八雲まで指導に来ているそうです。

ちなみに、光に当てると線がきらっと光るのですが、その理由がこちら。

実はロウで線を描いています。
こうすることで、光るだけでなく、色を塗る際に絵の具がはみ出したりしないそうです!

いや~すごい!
また7月に、無事おまつりが実行されることになれば、遊びに来たいです…!!

八雲編の終わりに…

なるべく八雲町を多角的に知りたいと、色んな取材をさせてもらった1か月。
自然に、歴史に、暮らしに、地域の課題…
実に色んなテーマで八雲を知ることができました

これも全てひとえに今回のローカルフレンズ・赤井義大さんのおかげ

出会った日には、アクティブすぎて「僕と真逆の性格ですね」なんて言葉を投げてしまったのにもかかわらず、翌日からほぼ毎日何かしらのイベントに誘ってくれました。
過去の記事にもいくつか上げていますが、釣り、山菜採り、ワサビ採り、星空鑑賞、ジンギスカンパーティー、キャンプ、テントサウナ、ホタテ食べる会、ゲストハウスの漆喰塗り…(あれ、なんか手伝わされてる!)

ほかにも上げきれないくらいたくさんの思い出を作らせてもらいました。
でも、これは僕だけにしてくれていることではないんです。
僕が滞在している間、赤井さんが経営するゲストハウスには多くの人がレジャーやリモートワークのために訪れていましたが、赤井さんはそのたびに、遊びに誘って、他では味わえない体験を届けていました。

でもそれは赤井さんにとっては当たり前の風景。
赤井さんがいつもしていることに、みんなを誘ってる、くらいの感覚だそうです。

きっと皆さんも八雲にきて、この赤井さんと出会うことがあれば、本当に忘れられないくらい素敵な経験も出来るし、何より、赤井さんとその周りの人たちが素敵すぎて、八雲のことを大好きになると思います!少なくとも、僕はそうでした!

この場を借りて、改めてありがとうございました🙇
またいつか、必ず会いに行きます!


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