NHK札幌放送局

ドライブスルー検査 車がない人は?#ナットクとかち

十勝チャンネル

2020年10月14日(水)午後3時24分 更新

ナットク!とかちchは「新型コロナウイルス」をテーマに十勝の皆さんの疑問や困りごとにこたえるコンテンツを目指しています。 10月12日、十勝地方に新たなPCR検査センターが開設されました。この検査センターに対する質問が番組に寄せられました。

60代 女性
「車がない人はどうすればいいのでしょうか?車を持っていることが前提のシステムですよね」

ドライブスルー検査って?

新たな検査センターは、帯広市医師会が道の委託を受けて運営しています。特徴は「ドライブスルー方式」。ほかの人への感染拡大のリスクを減らすため、車に乗ったまま検査を行います。

道が委託するドライブスルー方式の検査センターは道内で6か所目。私、記者の辻脇も実際に体験してみました。

センターに到着して車の窓を開けると、医師から検査の手順について説明を受けます。そしてだ液を採取するキットを手渡され、感染対策のために一度、窓を閉めます。ストローを使って容器にだ液を入れてキャップをしっかりと閉め、ハザードランプをつけて医師に知らせます。

最後に再び窓を開けてキットを手渡せば終了です。
到着からここまで、1分から2分程度しかかかっていません。採取された検体は袋に入れられ、テントの中のクーラーボックスで保管されますが、このテントもただのテントではありません。テント内の空気が外部に漏れないよう、テントの内部の気圧を下げる「陰圧テント」が導入されています。検体の採取は1日に最大で30件程度可能だということです。

検査センターは完全予約制

この検査センターは誰でも自由に行けるわけではなく、完全予約制です。患者はまず十勝地方の医療機関を受診し、検査が必要と判断された場合、医療機関が検査センターに予約を入れる仕組みになっています。この予約を入れられる医療機関は10月8日現在、およそ60か所で、今後、さらに増えていく可能性があるということです。

車を持っていない人は?

「ドライブスルー方式」の検査センター。「車を持っていない人はどうすればいいの?」視聴者から寄せられたこの質問について、検査センターを運営する帯広市医師会の稲葉秀一会長に聞きました。

辻脇匡郎記者
「車を持っていない人は、この検査を受けることはできないということでしょうか?」
帯広市医師会 稲葉秀一会長
「ご家族の方が運転する車に同乗していただいて来られればいいんですけれども、それができないのであれば、帰国者・接触者外来での検査であるとか、あるいは発熱外来での検査になるのかなと思います」

やはり車で来ないと検査は受けられないということです。この検査センターで検査を受ける対象となるのは、自分や家族が車を運転して来ることができる人で、それ以外の人はこれまで通り、医療機関などで検査を受けることになるということです。医師会では検査センターの開設によって、十勝地方の検査体制の拡充につながるといいます。

帯広市医師会 稲葉秀一会長
「これまでの検査はそのまま残っていくわけですから、それにプラスされるということです。これからインフルエンザであるとか、感染症が増える時期になってくるので、医療機関が必要と判断したときに検体を採取できることは、地域にとって大きなメリットがあると思っています」

取材した辻脇匡郎記者は…
全国では多くの自治体でドライブスルー検査が取り入れられていますが、車社会の十勝で取り入れられたのは意味があると思います。十勝では新型コロナウイルスが大都市圏のように流行しているわけではありませんが、全国では「医療崩壊」が懸念されたところもありました。ドライブスルー検査では周りへの感染リスクが抑えられるのはもちろん、患者が車から降りないので医療従事者への感染リスクも抑えられることが、何より大きいのではないでしょうか。これからインフルエンザが流行しやすい時期になります。保健所を介さずに、医療機関が主体的に検査の必要性を判断できるこの検査センターがしっかりと機能し、新型コロナウイルスの感染者の早期発見、そして十勝でのクラスターの発生防止につながることを期待しています。

2020年10月13日放送

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