ドライフラワーなどの植物を入れて固めたキャンドル「ボタニカルキャンドル」。
今回はその魅力と、市販のキャンドルを利用して簡単に手作りできる方法をお伝え
しました。
教えてくれたのは、日本キャンドル協会の認定講師でキャンドルアーティストの
安田夕紀子(やすだ・ゆきこ)さんです。

ボタニカルキャンドルは灯した時の美しさはもちろん、そのまま飾ってあるだけでもかわいいので、お部屋のインテリアとしても人気があります。 基本的に手作りのためインターネット販売が主流になりますが、キャンドル需要が高まるこの時期は雑貨を扱うお店などでも取り扱いがあるそうです。
キャンドルの素材や中に入れる植物によって雰囲気が変わるのがボタニカルキャンドルの魅力でもあります。いくつか紹介していただきました。
●パラフィンワックスを使用したボタニカルキャンドル

●ソイワックスを使用したボタニカルキャンドル

●ジェルワックスを使用したボタニカルキャンドル

ボタニカルキャンドルは、植物を入れる外側の層と火を灯す内側の層に分けて、キャンドル用のワックスを固めて作ります。
今回は、雑貨店などで売っている「香り付きのキャンドル」を利用することで、難しい手間を省いて簡単に作れるボタニカルキャンドルの作り方を教えていただきました。
★市販のキャンドルを利用して 「簡単手作りボタニカルキャンドル」
【材料】

※温度計、ピンセット、パラフィンワックスを温める鍋などもご用意ください
※パラフィンワックス、温度計、ピンセットは100円ショップでも購入できます
※中に入れる「香り付きのキャンドル」は雑貨屋などで購入できます(400円ほど)
【作り方】
① キャンドルを紙コップに入れる

② ①の隙間に、ピンセットでドライフラワーを入れる
(ドライフラワーは中のキャンドルの高さを超えないように)

③ パラフィンワックスを溶かし、85~90℃で火を止める
※ IHの場合は直火でOK ガス火の場合は必ず湯せんで

④ ③を②の紙コップに流し入れる

※ この時期なら(寒い場所に置けば)、1時間半ほどで固まります
※ 固まったら、紙コップからキャンドルをはずして完成です

★キャンドルを扱う際の注意点(安全に、最後まできれいに灯すコツ)
●キャンドルより少し大きめな耐熱性の皿か、キャンドルホルダーを使う

●直接風が当たらない場所に置く

●口で吹き消さない → 溶けているロウに芯を倒しすぐ戻しておく

●芯の長さは1cm以内にカット
※今回作ったキャンドルの大きさなら、6~7mm

●使い始めはすぐに火を消さない(最初に溶けたロウの部分しか、その後も燃えないため)
※今回作ったキャンドルの大きさなら、最低2時間は燃やし続けて

キャンドルを灯すと、人が心地よく快適な気分になる「1/f(エフぶんのイチ)」のゆらぎという効果があるそうです。冬は暗い時間が長いので、キャンドルを灯してちょっと特別なな時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【出演】キャンドルアーティスト 安田 夕紀子(やすだ・ゆきこ)さん