NHK札幌放送局

MCのふたりが選んだ“推しソング”・裏エピソード

NHK高校放送部

2021年10月21日(木)午後1時03分 更新

タテ(家族や先生)でもヨコ(友達)でもない“ナナメの関係”で悩みや夢を語り合う「ラジオ #ナナメの場 」。ゲストに札幌発のロックバンド「ズーカラデル」のGt&Vo.をつとめる吉田崇展さんをお招きしました。番組MCが選んだ「ズーカラデル推しの1曲」とは!?大好きな歌詞の裏側にある貴重なエピソードを未公開音声とともお届けします!

ずーちゃん:私はズーカラデルさんの曲をたくさん聴いているんですけど、その中でもお気に入りの1曲があって『漂流劇団』っていう曲なんですけど、あれはいつの曲ですか?

吉田さん:バンドをやり始めてすぐくらいにはできている曲です。2016年とかには。

ずーちゃん:この曲がすごく大好きなので、その曲にまつわるエピソードを何か教えてもらえたらなぁと思うんですけど。
私の中で特に大好きな歌詞があって“嫌いなあんたがいつか幸せになれますように”ってフレーズがあると思うんですけど、その言葉を聞いた時に何か、「え?ちょっと聞き間違いかな?」と、思ってもう1回戻って聴き直しちゃうくらい、そこまで肯定しちゃうんだっていうドォンと構えている姿がすごいかっこいいなぁと思ったんですけど。あれはどういう曲なのかっていうの教えてもらえたら嬉しいです。

吉田さん:『漂流劇団』は当時、売れないバンドマン生活をしていて、街のライブハウスで本当に大丈夫かな?この人、っていう人といっぱい関わり合いながら、そういう人たちがこう本気ですとか(僕が)言うと偉そうですけど、その人たちも紛れもなくめちゃくちゃ生きているっていうのを目の当たりにしているような状態で。そういう生活の中で出会った人たちについて書いた曲です。

ずーちゃん、ゆりなさん:へぇー。

吉田さん:その“嫌いなあんたがいつか幸せになれますように”っていう歌詞は、当時札幌にいた人がモデルになっていて、「なんだこいつヤベェな」って思うこともあった人なんですけど。ただ、その人がその人なりの苦労をめちゃくちゃしているのが見えてくると、お互いうまくやれたらいいよな、っていうような気持ちになって、そのことをこう書いたんですけど。

ずーちゃん:そうなんですね、なるほどー。この番組を聴いているのは学生さんも多いんですけど、学校生活ってすごい狭い世界だから、やっぱり自分の合う人もいれば合わない人もいると思うんですよ。そういう合わない人でも嫌いって断定するんじゃなくて、何かこの歌詞の言葉があることで、ちょっと毎日が楽に暮らせるのかなぁって思いました。今の話を聞いて。

吉田さん:何かそういうこともあれば嬉しいなぁと。まぁ、一方で別に嫌うもんは嫌いでもいいんじゃないかなぁという気持ちも、もちろんあるんですけど。

ずーちゃん:ふんふん、なるほど。一つの答えをもらった感じがします。選択肢の中の一つを。はい、ありがとうございます。

吉田さん:ありがとうございます。

ゆりなさん:まえだゆりなです。ふふふふふふ

吉田さん:よろしくお願いします(笑)

ゆりなさん:私は本当に全部好きなんですけど、曲は。全部聴かせていただいていて、全部好きなんですけど。ずっと(私の)応援歌のようにしている曲があって、それは『夜明けのうた』という曲で、ミュージックビデオとかには多分なっていないと思うんですけど。「がらんどう」というアルバムに入っている曲で、この曲を聴いた時には私は涙が出てきまして。“世界を、変えてみたい”ってはじまると思うんですけど、そういうすごい力強い中にも、すごい燻っている人たちがたくさんこういう気持ちを持って燻っている人たちがたくさんいる。その人たちの背中を押してくれる曲だなぁと思って、いつも応援歌にさせていただいているんですけど、この曲はどういう経緯でできた曲ですか?

吉田さん:この曲の、もともとその冒頭の歌詞“世界を変えてみたい、あいつがそうしたみたいに”っていうところが、実は私が大学生の頃に作った曲の歌詞をそのまま引用というか流用していて。その時の曲っていうのは、ちょっとやっぱり今は気持ちが違うなと思って歌えなくなってしまったものであったり。でもその、“世界を変えてみたい”っていうのはあるんだよなぁって、ずっとこう胸にしこりとして残っていたところがあって。それをちゃんとこう今言えるように曲にしてあげようっていう風に作ったのが『夜明けのうた』です。
こうざっくりと人生じゃないけど、そういう大いなるものに関する曲だと思って作ったら、音楽プロデューサーの蔦谷好位置さんとお話する、聞いてもらう機会があって、「これって深夜に曲を作っている時のことを描いた歌だよね」って言われて、ハッとしてそれからそうとしか聞こえないっていう。自分にとっての人生を、自分がすごい好きでやっている本当に1番根本的な作業に無意識のうちに全部重ね合わせていたなっていう。音楽に俺はめちゃくちゃ寄りかかって生きていたんだ、みたいなことに気づいたエピソードです。

ずーちゃん:へー、すごーい。むっちゃ貴重だ、これは。

ゆりなさん:この曲を聴いた時に、タカピーさんはライブをやっていた時期から同じようなそういう曲を作るっていう夜を繰り返して、繰り返して、今たくさんの人に歌が届いているんだなぁと思ったら、今も泣けてきて…すごい、ワァーってなります。

吉田さん:多分それは、あの頃ってね。そんな昔語りをするタイミングじゃないと思うんだが。でも、まえだゆりなさんこと“ゆりニャン(笑)とライブをやってた時と同じことやってるし、あの時の俺らが追い求めていたものを追い求めている人、全国にいっぱいいたっていう気づき、これはぜひ札幌のみんなと、札幌じゃなくて今まで出会った人たちと共有したい。みんなにこう、なるべく偉そうにならないように言って回りたいことでもあります。

ゆりなさん:届いて欲しいです。

ずーちゃん:たしかに。いろんな想いが乗っているんだなぁ。ありがとうございます。感動しています。

ゆりなさん:ありがとうございます。

吉田さん:ありがとうございました。

“読む”ゲストトーク(前半)はこちらから
“読む”ゲストトーク(後半)はこちらから

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