NHK札幌放送局

そんな今だから キャンプ

ほっとニュース ミニ

2020年8月7日(金)午後2時45分 更新

新型コロナウイルスの影響が続く中、人気が高まっているのが自然の中でリラックスした時間を過ごせるキャンプです。
札幌市には先月、地下鉄の駅から歩いて行ける都市型のキャンプ場もオープンしました。 経験がない人でも“気軽に”“手軽に”楽しめる今のキャンプ事情をお伝えします。

“お一人様”グッズが充実

アウトドアや登山用品を扱う札幌市の専門店「秀岳荘」では今、1人用のキャンプグッズの品ぞろえを増やしています。1人でキャンプを楽しむ“ソロキャンパー”のニーズが増えているためです。
例えば、小型のテントはワンタッチで10秒もかからずに広げられるタイプが人気だと言います。キャンプのだいご味のたき火や調理に使える「たき火台」も、簡単に折りたためて片手で持てるコンパクトサイズです。

そして、最近とりわけ人気を集めているのが「くん製機」です。家庭のガスコンロやIH調理器でも使える大きさで、外出自粛やステイホームが求められた中でも「アウトドア気分を味わいたい」と買い求める人が多かったと言います。
今のアウトドアグッズの売れ行きについて、お店の人に聞いてみると…。

秀岳荘白石店 玉置史郎副店長
「簡単ながらもしっかり使えるキャンプ用品が売れています。人が多い密なところを避けて、野外の開放的な空間で楽しもうという動きが増えてきたと思います」

都市型キャンプ場も登場

こうしたニーズに応えようと、新しいキャンプ場も誕生しています。
札幌市南区に先月オープンした「紅櫻アウトドアガーデン」は地下鉄南北線の自衛隊前駅から徒歩20分ほどのところにあり、車がない人でも気軽に行けるのが最大の特長です。日本庭園がある公園施設の中に設けられていて、市街地のそばでも自然の景色を楽しめます。

このキャンプ場が力を入れているのがキャンプグッズのレンタルです。テントやタープを始め、調理器具や食器までキャンプに必要な物をすべて借りることができます。さらに予約をしておけば、園内で営業しているレストランからジンギスカンの食材も運んできてくれます。
もう1つ、キャンプに不慣れな人にとってありがたいのがスタッフのサポートです。テントの設営など分からないことはその場で教えてもらうことができます。初心者でもまずはキャンプの楽しさを体感してほしいという配慮です。

実際に訪れた人たちは ━

「子どもが小さいので、何かあったらすぐに帰れるのがうれしい」
「地下鉄で来ることができるので、心配せずにお酒を飲めるのがいい」

このキャンプ場には8区画のテントサイトがありますが、土日は家族連れや女性客を中心にオープン当初からほぼ予約が埋まっているということです。

キャンプ場をプロデュースした脇田唯さん
「自粛期間が長かったので、外でのんびり過ごしてごはんを食べて、自然を感じながら優雅に過ごしてもらえたらうれしいです。ここで練習していろんな場所でキャンプをしてもらい、自然豊かな北海道の魅力を知ってほしいと思います」

《取材後記》

道内でことしオープンしたキャンプ場は9つあり、例年にない“キャンプ場ラッシュ”になっているそうです。背景には最近のアウトドア人気がありますが、コロナ禍の今はこれまでとは違ったニーズが高まってきているように感じます。
今回取材した「紅櫻アウトドアガーデン」で親子でキャンプをしていた30代の女性は「外でバーベキューをすると、子どもがいっぱい食べてくれます」とうれしそうに話してくれました。周りへの配慮が欠かせない今の暮らしの中では、ひと時でも自然の中でリラックスできるキャンプ場が貴重な空間になっているように思いました。
キャンプ初心者の私にとっても取材で体験したタープ張りや広々とした場所で食べたジンギスカンはとても楽しい時間になりました。withコロナの生活で今まで気づかなかった世界を知り、いずれ終息した時のステキな財産になればと願っています。

ほっとニュース北海道 リポーター 二株麻依 

2020年8月7日

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