平日夕方のほっとニュース北海道が、大幅リニューアル!地域のクリエイターの力を借りて「おかえりなさい きょうはどうんな一日だった?」を番組コンセプト、北海道の動物たちが行き交う夕日の町かどをビジュアルイメージにすえました。
その制作の舞台裏を0755DDchが追いました。
次回放送 2023年4月22日朝7:55〜 NHKプラス見逃し配信予定
初回放送 2023年3月25日
夕日の町をバックに記者会見
放送記念日に開かれた新ほっとニュース北海道の発表記者会見。新キャスター、神門 光太朗アナウンサーと是永 千恵アナウンサーの後ろに用意されたのは、夕日の町を家路にいそぐ動物たちのビジュアルイメージでした。

このイメージは、今回のリニューアルのキモ、
「おかえりなさい きょうはどんな一日だった?」
の番組コンセプトを表していました。
神門キャスター
「このイメージを作ってもらったおかげで、この番組をこうしていこうかな、と具体的に描けるようになったんです」

是永キャスター
「だいぶまるい感じの番組になるのではないかと思っています」

夕日の中 言葉をかわす動物たち
夕日で空が赤くそまった町の住宅街。ヒグマやキタキツネ、テンやヒツジといった北海道の動物たちが、家路を急ぎながらも誰かと挨拶をかわしています。

このビジュアルイメージは、ポスターやデジタルサイネージ、映画館のトレーラーなどのPR媒体に使われるだけでなく、アニメーション版が、毎日の番組オープニングで流れます。
「おかえりなさい きょうはどんな一日だった?」のコピーとあわせて、今回の番組コンセプトを作り上げたのは、江別市で活動しているグラフィックデザイナーの山崎啓太郎さんたち、道内各地で活躍するクリエイターのみなさんです。
全体の取りまとめ役 山崎さん
「ニュースがどうあるべきかというのを考えながら、ビジョンとして番組がコミュニケーションが行き交う中心になったらいいなと考えました」

キャッチコピーを担当した若菜彩人さんが言葉を加えてくれました。
若菜さん
「ニュース自体が持っている価値ももちろん大事なんですけど、コミュニケーションのツールとして、どう使うかというところに大きな価値があるんじゃないかなと思うんです。
なので一方的にニュースを伝えるのでなく、一緒にニュースを作っていくし、お互いにやり取りをしていくというコンセプトを提案させていただきました」

地域のクリエイターの力を借りる
番組改訂作業で責任者を務める佐藤博行制作統括は、ニュース番組のコンセプト作りに外部のクリエイターが直接加わるのは異例だと言います。
今回、地域のクリエイターたちの力を借りた理由について、佐藤制作統括は—
「地元で活躍しているクリエイターのみなさんは、北海道のみなさんがどう考えているのか、どんな情報を求めているのか、すごく敏感なんです。その敏感な感覚を取り入れて、より北海道のみなさんに届く番組を作りたいんです」
「みんな仲良く暮らしているんですよ」
岩見沢市で活動している坂本奈緒さんが、イラストを担当しました。神門キャスターがイラストの制作過程を聞きました。

坂本さんが見せてくれたのは、スケッチブックに書かれたラフスケット。ところどころに文字が書き込んでありました。

神門▶︎
最初のアイデアはこれなんですね
坂本▶︎
大きいテーマは「おかえりなさい」。町があって、人がいて。時間的に夕暮れたいいねって、言うみんなの言葉をすべて絵に落とし込んでいくんです。
そこに私の「好き」をどんどん詰め込んでいく、的です。
神門▶︎
素敵!
坂本▶︎
「好き」を詰め込むと、同じところを「好き」と思ってくる人にすごく響きやすいんです。それでたくさん詰め込みました。
神門▶︎
ものすごく人口密集地ですよね?
坂本▶︎
そうですね(笑)。みんな仲良く暮らしているんですよ!
でも、(しばし間)ちょっと—混んでますね(笑)。
たくさんいた方が、楽しい町なんだなって感じるので。
ポスターを見ると、神門キャスターはタンチョウと挨拶を。是永キャスターはキタキツネの子と言葉をかわしています。
それぞれ、別撮りした画像を、坂本さんの描いた世界にとりこみました。

神門▶︎
会話が聞こえてきそうなビジュアルですよね。
坂本▶︎
ご近所さんで、ほんのちょっとしたあいさつをかわす。そういう暮らしっていいなぁというのがあって、あいさつをするように描いています。
「おかえりなさい きょうはどんな一日だった?」
新ほっとニュース北海道は、4月3日(月)から。スタート時間が10分早くなって午後6時スタートです。
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