NHK札幌放送局

札幌市電に乗って大興奮の50分間!~北海道まるごとラジオ 放送記録

北海道まるごとラジオ

2021年6月24日(木)午後3時24分 更新

本日は「路面電車 北海道まるごとラジオ号 放送記録行き」へご乗車いただき、 誠にありがとうございます。 このページでは、6月10日(木)に放送した番組の内容をまとめております。 最後までごゆっくりと、お楽しみください。 


ゲストは 札幌市ご出身の鉄道フォトライター・矢野直美さん。

(矢野さんは、放送中も車内の様子を撮影してくださいました)

進行は鈴木遥アナウンサーと、私、キャスターの西野愛由でした。

今回、札幌市交通事業振興公社の全面協力で、路面電車を貸し切りにしてくださいました。

そのおかげで札幌市中心部を走る車両をスタジオにして生放送が実現!

本当にありがとうございました!

私たちが乗車したのは、3300系。あっ!写真に映る番号で気が付いた人、

いらっしゃるかもしれませんね。

実はこの車両、冬になると某有名バーチャルアイドルのラッピングが施されます。

雪のない時期は、姿を変えているんですね。

番組は山鼻19条からスタート。内回りで一周します。

鈴木:札幌市電の路線図、パソコンのエンターキーの線対称に見えませんか?

矢野さんは、音を聴くだけで幸せな気持ちになれると言います。

矢野さん:いろんな音がありまして。運転手さんが、ときどき、いまはどこですよって肉声でお話してくださるのもうれしいですし、あと、降車ボタン。軽やかな音じゃないですか。ブザーじゃなくて本当のチャイムみたいな音ですごく魅力的で。

鈴木:ほかには?

 矢野さん:いまちょうど止まっていますけど、ちょっと低めのアイドリングっていうんでしょうかね。ドッドッドッていう。あと、走り出す瞬間…プシューって!そしてポッという警笛!ふつうの甲高い笛の音じゃなくて、ちょっと優しい笛の音なんですよね。路面電車って街中を走るので、車や通行人が近いので、こういう優しい警笛の音を使われているんだと思います。

肉声でのアナウンスというお話がありましたが、私、西野は個人的に好きな“推し運転手さん”がいます。

その方は女性。澄んだ声色で、停留場のアナウンスだけでなく、降りる際に「足元に気を付けてくださいね」と声をかけてくださるんです…!朝なら「さわやかな一日が始まるぞ!」、帰宅中だったら「いい一日だった!」という気分になります。みなさんは“推し運転手さん”いますか?

ちなみに、この貸し切り電車の運転は、運転手になってもうすぐ1年。俵谷康介さんでした。

電車の中で出会えた際は、ぜひ俵谷さんのアナウンスにも注目を!

さて、注目したい“音”は、ほかにもあります。

矢野さん:メロディーホーンというのがあって、私の記憶する限り、カーブを曲がるとき、動きますよ~ですとか、走りますよ~って電車が言ってくれているんです。電車が言っているように、運転手さんが鳴らしてくださるんですね。

鈴木:電車が言ってます、電車が(笑)まあ、注意を促すときにちょっと強めの音ということなんでしょうね。

矢野さん:あと、私たちガタンゴトンって揺れているんですけど、これが素敵ですよね。あの、電車って揺れるから楽しいと思います。

鈴木:事前にウェブからの投稿もいただいていまして、沿線に住む方から。『電車の音だけで、外を見なくても、雨が降っているか止んでいるかわかります。晴れているときは乾いた音。雨の時は鈍い音。昨年は、電車の音をちいさくするために、レールに沿ってゴムパッドか何かを敷いたと思います。そのため以前ほど差はなくなりましたが…』電車に乗るだけじゃなくて、沿線に住む方も音というのを意識されているんですね。

矢野さん:あと、電車がすれ違う時の音も好きですね。

気が付けば私たちの乗る車両は、「東本願寺前」を過ぎ、「資生館小学校前」へ。
車内には西からの夕日が差し込んできます。

2015年に、札幌市電がループ化。

これにより西4丁目とすすきのの間に、新しい停留場「狸小路」ができました。

矢野さん:ループすると交通の足がすごく便利になるので。鉄道、切ないお話がある中で、札幌市電はループっていう未来へ一歩進んだ感じがして、とても印象的なできごとでしたね。それで、新しく狸小路という電停ができまして…。

鈴木:ちょうどメッセージもいただいておりまして。『札幌の路面電車といえば、国内でも数少ないサイドリザベーション方式の停留場(狸小路)があります。停留場と歩道が一体化されたもので、道路の横断がないところが素晴らしいと思います。ループ化もそうですが、まちづくりの視点でも路面電車はとても重要な役割を担っていると思います』

矢野さん:私もそう思います。

ちょうど車両が狸小路付近に到達したところで、

矢野さんのリクエスト曲「ぽんぽこサンバ」をお聴きいただきました。

狸小路商店街ではこの愛称で定着しているようですが…。

西野:実は、正式には「狸小路はポンポコシャンゼリゼ」という名称なんだそうです。
矢野さん:サビの部分そのままなんですね。
西野:いまお聴きいただいたのって3番なんですよね?
矢野さん:3番の歌詞に、「みんな輪になれ丸くなれ」という歌詞がありまして。ループになった時にできたのが狸小路という電停で、「あ、ほんとうに輪になって丸くなって市電が走っている~」って思って。この歌って何十年も前の歌なのに、まるで予言のような気がして…。札幌っ子にとってこの歌ってすごくなじみ深い曲ですよね。

狸小路商店街では、1時間にだいたい2回~3回、この曲が流れているそうです。

(ちなみに、狸小路商店街振興組合に伺ったところ、どうして正式名称ではなく愛称の「ぽんぽこサンバ」で定着しているのかはわからないそうです。)

鈴木:矢野さん、乗っていて風景が変わるという点が楽しいと伺いましたけど。

矢野さん:そうなんです。さきほど狸小路から西4丁目って札幌の中心部を走っていたんですけど、いまちょっとずつ、ちょっとずつ離れて西に向かっているんですけど。大倉山が見えてきて。街中からこんなに山の形とかを楽しめるっていうのは、札幌市電ならではの魅力だと思います。カーブを曲がると、曲がるたびに風景がワッと変わるんですね。その瞬間も快感だなと思います。で、いま乗り始めたときは明るかったんですけど、日差しも少し赤い色を増してきて、それに新緑が光を浴びてすごくきれいだなって。もう6月の札幌最高だなって思うところがあります。いま窓を開けっぱなしで走っているので、さきほど白いふわふわとした綿毛が入ってきましたけど。あれ、ポプラの綿毛で、なんだかね、初夏に見る雪のような、そんな雰囲気もあって。私、初夏のこの季節の札幌市電って、乗っていて楽しいなという風に思います。


みなさんは、路面電車、好きな車両はありますか?
私・西野は、特に低床車両で一両編成のシリウスが好き!理由は4つです。

▼黒と白の外観がかっこいい!
▼運転席側の正面の窓が広くて景色がよく見える!
▼前後が高床になっていてアトラクションみたい!
▼特に前の高床部。運転席と客席が少し離れていて、そこから見える運転手さんの背中が素敵!

↓シリウス車内の様子(札幌市交通事業振興公社 提供)

↓西野キャスターの好きなシリウスの車内ポジション
高床部分からみた景色。

矢野さん:路面電車って、ブレーキですとか、手動で本当に人の手で動いているって感じがするので、動かしている運転手さんの背中。仕事ぶりを見るのって快感だと思います。
鈴木:札幌はですね。ササラ電車という電車が。これが何かといいますと…。

矢野さん:これは除雪車ですね。たわしからヒントを得て、竹製のブラシ、ササラを回転させながら走るんですよ。北海道でしか見られない除雪車で。もちろん雪のある時は、当然なんですが、冬の季節になると、毎朝始発電車の前に電停に故障がないかな?ですとか、大丈夫かな?ってことを見回って、走る、とっても働き者の子なんですよね。でね、名前がかわいいです。

鈴木:雪形。

矢野さん:そうなんです。雪形という名前があって、かわいいなという風に思います。

鈴木:これ、普通の電車が走る前の時間帯に雪かきをするんですよね。わかりづらいかもしれないんですが、一般的に除雪車というと、ブルドーザーのようなもので道路の端に押していくんですが、道路の端に押していく形式じゃないんですよね。

矢野さん:そうなんです。なんといってもお店などが近いので、あまり邪魔にならない、ガラスを割らないように、特別な除雪車なんですね。

【ササラ電車情報(鈴木アナ調べ)】

▼長さおよそ30センチの竹の棒が200本で1束になっていて、 それが車両の前後に400束ずつ取り付けられている
▼1分間に255回転
▼雪が降って線路が見えなくなるほど積もると出動
▼出動時期は11月中旬~下旬に始まり、3月まで見られる

また、鉄分多めな堀伸浩アナウンサーによると、

西15丁目と西線6条の間にある歩道橋の上。ここがササラ電車の絶好のスポットだそうです。

矢野さん:上から撮れるので迫力のある写真が撮れますね

街に歴史あり、電車に歴史あり。今回の放送に向けて歴史を調べた鈴木アナ。

その中で、「へえ!ほお!!面白い!!!」と思った情報をクイズで出題しました。

みなさんも一緒に考えてみてくださいね。(※答えは記事の最後に記載)

【問題①】1959年にこの市電。ある取り組みが行われました。それは何でしょう?
ヒントは、東京では2001年3月から始まっています。

【問題②】1964年、札幌市電の1日の輸送人員がピークを迎えました。 1日で何人乗っていたでしょう?(ヒント:当時の札幌市の人口は75万315人)

【問題③】2001年、札幌市電と函館市電がともに何かに選定されました。それは何?

【問題④】1918年、札幌市電が始まりました。当時の乗車料金はいくら?
(ちなみに、お米一升が50銭の時代です。)

ここで、旅の終着点となる「電車事業所前」に到着したところで、名残惜しいですが放送終了です。

本日は「路面電車 北海道まるごとラジオ号 放送記録行き」へご乗車いただき、 ありがとうございました。またのご利用を、お待ちしております。

☆おまけ☆
この放送では、鉄分た~~~~っぷりな西阪太志アナが強力な助っ人として同乗!

下の写真の左側に注目です。出発前に大興奮で電車を撮影していました♪

※ハルカクイズの答え

【答え①】婦人子ども専用車両の運行が始まった。

→市電は基本1両編成。市電を利用する人が多すぎてぎゅうぎゅう詰めだったんですって。なので、婦人と子ども専用の車両を走らせたとのことです。(By鈴木アナ)

【答え②】約27万8000人とピークを迎える

【答え③】北海道遺産

【答え④】6銭

2021年6月22日






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