NHK札幌放送局

広域強盗事件 安全をどう守る?

道南web

2023年2月14日(火)午後1時44分 更新

全国で相次いでいる広域強盗事件。道南でもホームセンターで販売している防犯用品や警備会社への問い合わせが増加しています。どのようにしてわたしたちの安全を守るのか、自宅でできる対策を取材しました。(函館放送局  奈須由樹)


ホームセンターで防犯用品の問い合わせ増加

函館市にあるホームセンター。このところ防犯グッズの問い合わせが増えているといいます。防犯用品の中には1000円前後で手軽に買い求められるものもあります。こちらは窓の二重ロックで使われる商品です。窓の内側、室内側のサッシの部分に取り付けて、カギ自体が開いてしまっても扉を開けることができなくします。窓ガラスを割って鍵を開けたとしても、さらに、ロックがかかっているため窓が開かず、侵入が難しくなります。

特に問い合わせが多いのがこちらの商品。窓ガラスに貼ることで、割りにくくすることができ、侵入に手間や時間をかけさせることができます。窓のカギの部分に貼ることで、外側から窓をたたいて割り、窓の内側に手を入れて鍵を開けられないようにするものです。

ホームセンター  渡部誠二 店長
「強盗事件を受けて、どのような防犯グッズがあるか問い合わせが増えています。他人ごととして自分の家は大丈夫と思わずに、しっかり対策していただければと思います」


大手警備会社でも問い合わせ増加

全国規模で事業を展開する大手警備会社でも、すでに契約をしている人から警備の強化や、共働きで家を留守にする時間が多い人のうち、40代や50代からの問い合わせが増えているといいます。防犯対策に有効なのがセンサーライトカメラ。人が近づいたら検知して威嚇用のライトが点灯します。直視ができないぐらい明るいライトが点灯するので威嚇になります。一方で、防犯用品に頼るだけでなく、犯罪者から狙われないように、日頃から意識を高めておくことも重要だといいます。

大手警備会社  旭教隆 支社長
「こまめに扉や窓の施錠を行うこと、犯行は日中でも起こるので短時間のゴミ出しでも鍵を施錠することが必要だと思います。郵便物をためていると長期不在にしていると予測されるので、極力こまめに取ってもらって狙われづらくなる対策が必要です」

このほかにも日頃からできることはまだまだありそうです。一連の強盗事件では在宅していることを知った上で、宅配業者を装って犯行に及んだ疑いがあります。対策としては、玄関のドアはまず、チェーンをかけたまま開けることで、相手の顔や服装態度などを確認し、その上で、怪しい様子がなければチェーンを外して開けるということが望ましいと思います。

2023年2月14日

函館放送局 奈須記者の記事です👇
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