NHK札幌放送局

十勝の水際対策は? #ナットクとかち

十勝チャンネル

2020年7月15日(水)午後4時13分 更新

ナットク!とかちchは「私 困っています 新型コロナウイルス」をテーマに十勝のみなさんの疑問や困りごとにこたえるコンテンツを目指しています。
十勝では先週、感染ルートのわからない感染も確認されました。13日までの1週間に行われたPCR検査は26件。まだまだ安心はできない状況です。こうした中で 今、関心が高まるのが水際対策です。

水際対策はできないの?

番組にいただいた投稿です。

30代女性
「今後、北海道の人の動きも活発になると思います。公共交通機関に乗る前、飲食店や地方から十勝に入る前にPCR検査をすることは難しいのでしょうか」

これについて帯広保健所の担当者に話を聞きました。その回答は・・・

帯広保健所担当者
「PCR検査は感染が疑われる時など医療の一環で、希望する人が自由に受けることは想定していません。また国内の移動は自由往来が原則で、水際で人を止めて検査する法的な根拠がなく、難しいです」

保健所の担当者は水際対策の重要性や投稿者の思いに十分理解を示しながらも、現状では十勝に入ろうとする人たちや十勝の中で移動する人たちをPCR検査でチェックする態勢は、現時点では作れないということでした。
 
それでは水際対策の現状は今どうなっているのか、次に訪ねたのが羽田便があり、以前、検温カメラが設置されていた帯広空港です。

帯広空港での水際対策

帯広空港には、国の緊急事態宣言を受けて4月20日から5月31日まで、到着口に乗客の体温を測る検温装置が設置されていました。

この検温装置は7月14日の時点で、撤去されています。なぜ撤去したのか、帯広市経済部の礒野照弘参事に聞きました。

帯広市経済部・礒野照弘参事
「羽田から各地に飛ぶ飛行機の搭乗客については、体温チェックがが継続されているので、そちらで大丈夫だろうという判断をしています」

しかし今後、状況によっては、再度設置する可能性もあるといいます。

礒野参事
「緊急事態宣言が再度発令されたり、都道府県をまたぐ移動の制限の要請がまた出たりした場合は、体温チェックを検討していきたいと思います」

経済界の提言「新十勝スタイル」

水際対策を求める声は新型コロナウイルスで大きな打撃を受けた経済界からも上がっています。帯広商工会議所は帯広市に、7月9日、空港やバスターミナルでの水際対策のさらなる強化などを求める要望書を提出しました。
帯広商工会議所が今、なぜ水際対策を求めるのか、その思惑を探ると意外な答えが返ってきました。

髙橋克弘副会頭は「住民が不安を抱えたままでは消費行動につながらない」と指摘した上で、生活の中で目に見える形で対策を行うことが重要だといいます。
そこで提唱するのが、十勝の現状に応じて地域内でも感染拡大の防止と経済活動の両立を図ろうという「新十勝スタイル」です。

帯広商工会議所・髙橋克弘副会頭
「経済活動というのをしっかり押さえた上で、国がどういう風にやる、道がどういう風にやる。しかし十勝は十勝ですよね。新十勝スタイルというもの確立して、市民の皆さんや管内の皆さんに訴えていくことが非常に大事だなと思いますね。それが一番の水際対策ですし、感染者を最小限に食い止めることではないかと思いますね」


取材した佐藤記者は
新型コロナウイルスが持ち込まれるのを何とか防ぐことはできないか?こういう声は十勝ではよく耳にします。夏休みに入って、本州ナンバーの車をよく見かけるようになったことも理由かもしれません。全国的にみれば5月にいったん打ち切っていた検温を今月から再開する地方空港もあります。国内移動の水際対策を強化しようという動きです。ただ現実的には飛行機だけでなく、JR、バス、マイカーと、多くの交通機関があり入ってくる人すべてをチェックするのは困難です。十勝も事情は同じでしょう。ある程度、感染者が入ってくるのは避けられないということを前提に、観光地や飲食店それぞれが現場で、可能な限りの対策をとること。地道な作業ですが、水際対策とは結局、そこを頑張るしかないのはないかと感じました。

2020年7月14日放送


投稿はこちらから

私 困ってます 新型コロナウイルス


関連情報

帯広農業高校 “一歩ずつ前へ”野球ノート

十勝チャンネル

2020年7月6日(月)午後4時00分 更新

LANDご存知ですか? #ナットクとかち

十勝チャンネル

2019年10月10日(木)午後7時15分 更新

ナットク!とかちch放送予告はこちら

十勝チャンネル

2020年8月24日(月)午後6時00分 更新

上に戻る