アナウンサーの向井一弘です

ことし8月に函館に来て2度の大雨を経験
「お前が来てから大変だよ!この雨男め!」と
罵倒されながら肩身の狭い生活を送っています(嘘)
当然、ことしの台風シーズンも要警戒です
そんな中、東京からすごい人たちが函館にやってきました!
☆彡メディア開発企画センター☆彡
最新のテクノロジーを駆使した動画を数々制作する
NHKの専門家集団です

メディア開発企画センター 久米麻子職員、髙木市教職員
「函館に行くので、最新の防災動画を作りませんか?」と
声を掛けて頂き、
「ぜひぜひ!」とワクワクしながら待ったロケ当日
カメラ片手にスタジオに潜入取材!

東京以外の地方局では函館局が全国で2番目という
台風への備えを呼びかける最新のバーチャル防災動画はこちら
スタジオに入ると
そこにあったのは見たこともないような最新機器
…ではなく

なんとスマートフォンで撮影?!
背景のグリーンバックの布と、布を吊り下げるポールも
「安い!」と言ってネットで購入したものだそう。
髙木市教職員
「どれだけ安く手軽にできるかに挑戦しています( -`д-´)キリッ」
しかし!
高木職員がひとたびノートPCを開くと
あらまあ不思議!
何がどうで、どうなっているのか
素人にはよく分かりませんが
パッパッパッと映像が加工されていきます。
髙木職員のPCの中にはバーチャルのCGスタジオがありまして、
その中に縦長のカラーバーの板が

三平アナの映像はクロマキー処理といって
緑の背景部分に他の映像がハメ込めるように加工します

さらに三平アナの背景によく分からない処理をして
魔法の呪文を唱えて(嘘です)
貼り付けるとあ~ら不思議!
すごく広くておしゃれなスタジオにいるかのように!

見づらいのでちょっとアップも!

さらに!
バーチャルスタジオのアナウンサーをどのように映すのか?
左から右に回り込む?
遠くからズームイン?
さらに、どのタイミングで植木を転がすか?
それら全てを操るのはコレ

ゲームのコントローラー!

これはエンジニアの高木職員が
バーチャルスタジオのカメラを操作している様子であり
仕事そっちのけでゲームに没頭するおじさんではありません
髙木市教職員
「防災の呼びかけって
リアリティがあった方が伝わると思うんです。
そういうリアリティのある動画を
どの放送局でも制作できるように
効率的に作る方法も考えたいんですよね」
そして撮影後、出演したこの人は

三平泰丈アナウンサー
「“こういう怖いことが起こる”ということが伝わって
避難行動につながるようにと思って演じました。
でも 何もないところで あるように演じるのは
普段の仕事とは違う頭を使うので難しかったです」
テクノロジーの進化についていくために
アナウンサーの意識も
アップデートが必要なのかもしれません(笑)
#なんか見ささる