NHK札幌放送局

2つの“地域の資源”で新たな特産品を #道東スペシャル

十勝チャンネル

2022年3月2日(水)午後7時14分 更新

十勝の本別町と釧路市の阿寒町では、それぞれの地域の資源を合わせて新たな特産品を生み出そうという取り組みが始まっています。

(帯広放送局 日笠まり絵キャスター取材)

なんともあたたかい風合いの帽子やTシャツ。
阿寒湖の温泉を仕込みに使い、本別産のたまねぎで染めた、釧路と十勝のコラボレーション商品です。それぞれの地域に住む男性のアイデアから生まれした。

たまねぎを特産品にしようと取り組む本別町で
喫茶店を営む尾崎将寛(おざき・まさひろ)さん(35)です。

店を訪れた農家の客から、たまねぎの皮は出荷する前に数枚はいで、捨てていると聞きました。コロナ禍で客足が落ち込む中、たまねぎを使って洋服を染める新たなビジネスを思いつきました。

尾崎さん
「洋服が好きなので、その洋服と掛け合わせて何がうまくいくかなと考え、たまねぎの皮を使う“たまねぎ染め”をしてみようと思いました。たまねぎも売れるし、町も有名になるし。じゃあ皮をそのまま譲ってくださいってなった感じですね」

一方、釧路市阿寒町で温泉民宿を営む円城寺篤(えんじょうじ・あつし)さん(35)。
学生時代からの友人である、尾崎さんから洋服を染めるという話を聞き、民宿自慢の温泉を使えないかと考えました。

それは、阿寒湖畔に住むアイヌの人たちもかつて衣服に使う木の皮を温泉につけていたと聞いたからです。実際にアルカリ性の温泉に1時間ほどつけておくと生地が柔らかくなり、染めるときれいに発色することがわかりました。

円城寺さん
「たまねぎの皮はなげる(捨てる)、温泉は流れっぱなし、限りある資源の中で必要じゃないものを必要とする取り組みが確立できたらいいなと」

工房は商品の流通を考え、帯広に設けました。

本別産のたまねぎの皮は煮出して染料にします。

そこに阿寒湖の温泉につけた衣類を浸し、色をつけていきます。
5分から10分に1回混ぜると、むらなくきれいに染まるといいます。

2つの地域の資源を使い1つのものを作るこの取り組みは
新たな観光のきっかけにもなるといいます。

円城寺さん
「道東・本別・阿寒色ということで世の中に出ていけば、阿寒や本別のことちょっとわかってもらえるかなって」
尾崎さん
「自分たちの製品を着て、この製品のルーツをたどるような旅して。新しい価値観でやれたらいいなと思います」

衣料品は、来月(4月)からネットで販売するということです。
帯広の工房で玉ねぎ染めの体験をして、本別、阿寒とめぐる旅も提案していきたいということです。

2022年3月1日放送


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