NHK札幌放送局

北海道7区 戦いの歴史 最近の選挙結果は

衆院選2021

2021年10月6日(水)午後1時58分 更新

道内で小選挙区の数が12になった43回選挙から前回の48回選挙までの「北海道7区」を振り返ります。 釧路市や根室市を中心とした釧路・根室の全域が選挙区です。 なお、小選挙区制導入後の41回選挙と42回選挙は、道内の小選挙区の数は13で、釧路・根室の全域は北海道13区でした。

43回(2003年/平成15年)

自民党の北村直人氏が8万5000票以上を得て、民主党の仲野博子氏ら新人2人を抑えて6回目の当選を果たしました。
北村氏は小選挙区制が導入された41回選挙以降、3回続けて釧路・根室の選挙区で当選しました。
一方、仲野氏の得票は7万2000票以上で、北村氏と仲野氏の票差はおよそ1万3000票でした。
仲野氏は、42回選挙に続いて小選挙区で北村氏に敗れましたが、この43回選挙は重複立候補した比例代表で初当選となりました。
当時の15市町村でみますと、北村氏は13市町村で仲野氏を抑え、最も有権者数が多い釧路市では2000票余りの差をつけました。
一方、仲野氏は標津町と羅臼町で北村氏を上回りました。

44回(2005年/平成17年)

民主党の仲野博子氏が9万5000票以上を得て、自民党の北村直人氏ら2人を抑えて2回目の当選を果たしました。
北村氏は8万7000票近くの得票で、仲野氏に8000票台の差で迫りましたが、重複立候補した比例代表でも復活当選できず議席を失いました。
仲野氏は、10市町で北村氏を上回り、釧路市で6000票近い差をつけました。
一方、北村氏が仲野氏を上回ったのは5町村にとどまり、43回選挙とは対照的な結果となりました。
その後、北村氏はあらゆる選挙に立候補しない方針を記者会見で表明し、政界を引退しました。

45回(2009年/平成21年)

釧路市長を務めた伊東良孝氏が自民党から立候補し10万票余りを得て、民主党の仲野博子氏ら2人を抑えて初当選を果たしました。
民主党が政権交代を果たしたこの45回選挙で、道内の小選挙区で当選した自民党の候補者は伊東氏だけでした。
一方、仲野氏の得票は9万9000票余りで、伊東氏との票差はわずか914票でした。
仲野氏は重複立候補した比例代表で3回目の当選となりました。
伊東氏は、合併前の市町ごとに設けられた釧路市の3つの開票所すべてで仲野氏を上回り、あわせて4000票余りの“貯金”をつくりました。
一方、根室市では仲野氏が2000票近い差を伊東氏につけました。
ほかの町村部では、伊東氏は釧路の地域を中心に6つの町村で、仲野氏は根室の地域を中心に5つの町でそれぞれ相手を上回りました。

46回(2012年/平成24年)

自民党の伊東良孝氏が7万3000票近くを得て、新党大地、民主党、共産党の3人を抑えて2回目の当選を果たしました。
次点の新党大地の候補者は、鈴木宗男代表の長女の鈴木貴子氏で、公示直前の立候補表明でしたがおよそ5万1000票を得ました。
鈴木宗男氏は41回選挙の北海道13区で自民党から立候補し、新進党から立候補した北村直人氏に敗れたものの比例代表で復活当選しました。
親子でこの釧路・根室の選挙区に挑んだかたちです。
また3位に入った民主党の候補者は仲野博子氏で、この46回選挙の得票は2万1000票以上でした。
鈴木氏、仲野氏とも、重複立候補した比例代表で復活当選はなりませんでした。
伊東氏は、釧路市でおよそ1万4000票の差を鈴木氏につけました。
また、根室市と10町村で鈴木氏を上回りました。
一方、鈴木氏は弟子屈町で伊東氏を上回りました。
その後、鈴木氏は、2013年、石川知裕衆議院議員の辞職に伴い、比例代表の新党大地の候補者名簿から繰り上げ当選しました。

47回(2014年/平成26年)

自民党の伊東良孝氏が、民主党から立候補した鈴木貴子氏ら2人を抑えて3回目の当選を果たしました。
得票は、伊東氏が7万2281票、鈴木氏が7万2056票と、2人の票差はわずか225票でした。
鈴木氏は、重複立候補した比例代表で2回目の当選となりました。
この47回選挙で新党大地は候補者を擁立せず、道内の各選挙区で民主党の候補者を推薦しました。
鈴木氏は、比例代表北海道ブロックでは民主党の名簿順位1位で、同一順位にほかの候補者はいませんでした。
伊東氏は釧路市で2000票余りの差を鈴木氏につけたほか、釧路地域の5町村で鈴木氏を上回りました。
一方、鈴木氏は根室市で1000票余りの差を伊東氏につけたほか、根室の地域を中心に6町で伊東氏を上回りました。
鈴木氏はその後、2016年4月の衆議院北海道5区補欠選挙で、共産党と候補者を一本化したことに納得できないとして民主党に離党届を提出し、党から除籍処分を受けました。
この補欠選挙では、47回選挙で民主党と選挙協力した新党大地は自民党の候補者を推薦し、鈴木氏も支援に回りました。
共産党との協力関係に反発して自民党支援にかじを切った新党大地は、2016年7月に行われた参議院選挙の北海道選挙区では、自民党の新人候補を推薦しました。

48回(2017年/平成29年)

立憲民主党は候補者を擁立せず、自民党の伊東良孝氏と、47回選挙に続いて立候補した共産党の元釧路市議会議員、石川明美氏の一騎打ちとなりました。
結果は、伊東氏が9万5000票余りを得て、石川氏にほぼダブルスコアの大差をつけて4回目の当選を果たしました。
伊東氏は、道内小選挙区の与党側の候補者でただ1人、新党大地の推薦を受けませんでした。

伊東氏は13市町村すべてで得票率が60%を超え、石川氏を大きく引き離しました。
釧路市では2万1000票近い差がつきました。
一方、47回選挙までこの北海道7区で立候補していた鈴木貴子氏は、民主党から除籍され一時は無所属となっていましたが、自民党と新党大地が協力関係を築く中、選挙前に自民党に入党し、この48回選挙では自民党から比例代表単独で立候補して3回目の当選を果たしました。
鈴木氏の名簿順位は2位で、鈴木氏が自民党内で優遇された背景には、道内で接戦区が多いとみた自民党が選挙区での新党大地の支援を得て得票を上積みしたいという考えもあったものと見られます。
一方、この48回選挙では、4月にあっせん収賄などの罪による公民権停止の期間が終わった鈴木宗男氏が7年ぶりの国政復帰をめざして、新党大地から比例代表の北海道ブロックに立候補しましたが、党として1議席にとどかず落選。鈴木宗男氏と貴子氏、親子で明暗がわかれるかたちとなりました。
鈴木宗男氏は、その後、2019年の参議院選挙で、日本維新の会から比例代表に立候補して当選。9年ぶりに国政復帰を果たします。

2021年10月6日

衆院選 北海道クロニクル これまでの戦い

衆議院選挙 北海道内の各選挙区の過去の戦いぶりを振り返ると、何が見えてくる?

関連情報

投票率考えてみた。〜Z世代が主役の未来〜

衆院選2021

2021年11月25日(木)午後3時30分 更新

北海道5区 戦いの歴史 最近の選挙結果は

衆院選2021

2021年10月6日(水)午後1時59分 更新

『当選確実』って? 衆議院選挙 NHK北海道はこう判断します

衆院選2021

2021年10月29日(金)午前11時06分 更新

上に戻る