NHK札幌放送局

西興部の人々が集う「学校」

ローカルフレンズ制作班

2021年9月22日(水)午後7時30分 更新

西興部には、村の人々が何かするときに集う場所があります。 

旧上興部中学校を改築して作ったゲストハウス。

もともとの学校の設備や備品を利用した、味わいある宿泊施設です。

オーナーは浅野和さん。札幌市出身です。

「小さいころからいつも、自分がここにいていいのかな?と自問自答していた」といいます。

その答えが見つからなかった浅野さんは、高校卒業後に札幌を飛び出し、北海道中、日本中、世界中を旅してきました。滞在した国は、50か国にも及びます。

そんな長い旅の中で出会ったのが、旧上興部中学校の廃校舎でした。

「築70年のこんな貴重な建物がなくなるのが、気になってしまった」。

浅野さんは西興部に移住。
2年をかけて廃校舎を改築し、2016年にゲストハウスをオープンしました。
※現在は新型コロナの影響でお休み中です。

地域の人の思い出のつまった旧校舎。

浅野さんは単純な宿泊施設ではなく、ゲストハウスでのイベントの開催・提供も積極的に行ってきました。

西興部非公認ゆるくないキャラ「コッパーさん」までプロデュース。東京や新潟などで西興部PRに繰り出しています。

西興部の村民向けテイクアウト イベント!

そんな浅野さんたちが9月11日に行ったのが、西興部の食を親しむための村人向けのテイクアウト販売イベント。

地元の羊肉や熊肉、茎ブロッコリーなど、西興部自慢の食材が集結しました。

どれもおいしそうですね!

今回は、村に来てまだ2年ほどの若者、亀津鴻さんとタッグを組んで企画にあたります。

亀津さんはこの企画を自らやりたいと申し出ました。

今回の企画での二人の大きな目的が、酪農のヘルパーに来ているベトナム人との交流。

西興部には10人ほどのベトナム人がいますが、村の人とはそれほど接点がなく、「いるのは知ってる」程度の人が多かったそうです。

彼らの作るベトナム料理、フォーもラインナップに入れて、村の人々に販売します。

浅野さんは、こうして村の若手や外から来た人もどんどん交流を重ねていって、村が盛り上がっていくことを期待しているんです。

テイクアウト販売がはじまると同時に、ゲストハウスにはたくさんの村人の姿が!

4時間で販売する予定だった100食は1時間で売り切れ。
フォー追加で作るなどして、130食を販売しました。

フレンズの高橋さんもフォーを食します。初めての味わいに感動!

浅野さんは「ベトナムの人がこだわって作ってくれたし、何より村の人とベトナムの方の接点が生まれた。自分たちのしたかったことができて嬉しい」とやりきった表情。ベトナムの方々も、イベントがとても楽しかったそうです。

これからさらに村が盛り上がっていくこと、間違いなしですね!

2021年9月30日(木)の「ほっとニュース北海道」でも西興部の滞在記を放送する予定です。北海道にお住いの方は、ぜひご覧ください。

2021年 9月22日
NHK北海道ディレクター 幡鎌亮太


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