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ベトナムからの技能実習生に感謝

  • 2024年2月28日

ベトナムからの技能実習生およそ100人が働く猿払村で、旧暦の1月1日に開かれた催しは、参加者の笑顔があふれていました。ベトナムの旧正月「テト」を祝おうと集まったのは、技能実習生や村の職員、漁協や農協の関係者など、あわせて80人。地元の漁業や農業の現場で活躍する技能実習生への感謝の気持ちが、ベトナムからやってきた若者たちの笑顔を引き出していました。猿払村での「テト」を祝う催しは、去年に続いて2回目。ことしは稚内市や浜頓別町でも、同様の催しが始まり、宗谷各地で交流の輪が広がっています。(稚内支局記者 奈須由樹)

【ベトナムからの国際交流員が企画】
猿払村で開かれたベトナムの旧正月「テト」を祝う催しは国際交流員2人が企画しました。開催されたのは、旧暦の1月1日にあたる2月10日。村の漁業や農業を支えている20歳前後の技能実習生たちに、感謝の気持ちを伝え、一緒に楽しむことが目的です。

猿払村国際交流員 トン・ティ・ニュンさん<ベトナム出身>
「旧正月はベトナム人としては一番大事な日ですので、
日本に残っている人たちに旧正月を行ってあげたいと思います」

猿払村国際交流員 ライ・ティ・ジュエンさん<ベトナム出身>
「私たちもベトナムに帰れず、少しさみしい気持ちになる。
みんなで集まって楽しいひとときを過ごしたい」

猿払村で暮らすベトナムからの技能実習生は、およそ100人。漁業や農業の現場で欠かせない存在になっている彼らに対し、伊藤浩一村長は感謝の気持ちを示しました。

猿払村の伊藤浩一 村長
「皆さんには日頃より村の各産業で力添えいただき心より感謝を申し上げます。
きょうは大いに食べて笑い、楽しいテトにしましょう」

【故郷の味を楽しむ 伝統舞踊も披露】
会場に用意されたのは「テト」で食べるベトナム料理。参加者たちは、ちまきに似た「バインチュン」(もち米に豚肉などを入れて蒸した料理)などを味わいながら交流を深めました。ベトナムの民族衣装「アオザイ」を着て伝統舞踊を披露する技能実習生もいて、催しは盛り上がりました。

トン・ティ・ニュンさん
「みんなで盛り上がり楽しんでもらえたようで、うれしいです」

ライ・ティ・ジュエンさん
「家族と離ればなれになっているベトナム人どうしで集まることができ、
すごくいい思い出になりました」

【地元に欠かせない技能実習生の存在】
猿払村で、ベトナムの旧正月を祝う催しが開催されるのは、去年に続いて2回目。宗谷地方では、ことしから、浜頓別町や稚内市でも開かれるようになり、交流の輪は広がり始めています。このうち、ベトナムからの技能実習生およそ300人が働く稚内市では、新年度の当初予算案にベトナム人の国際交流員を新しく1人配置する費用として、およそ380万円が盛り込まれました。国際交流員は、実習生が感じる私生活の不安や悩みの相談にも応じています。病院に通訳として付き添ったり、日本語で書かれたゴミ出しの方法をベトナム語に翻訳した冊子を配布したり・・・。人口減少が各地で進む中、同じ地元で働く仲間が気持ちよく過ごすためには、これからもこうした心遣いやサポートが欠かせない。年に一度の催しでの参加者たちの笑顔を見ながら、そんなことをあらためて強く感じた猿払村での取材でした。

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ベトナム旧正月「テト」祝う催し 猿払村で技能実習生ねぎらう|NHK 北海道のニュース

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