NHK札幌放送局

イトウの遡上たすける手作り魚道 #サケ

サケチャンネル

2019年11月7日(木)午後1時26分 更新

釧路川の支流で、絶滅が危ぶまれる淡水魚のイトウが産卵のため川を遡上できるように、地元の人たちが木材で作った魚道をとりつけました。

魚道を設置したのは、釧路自然保護協会や地元の酪農家などおよそ30人です。イトウは、国内では北海道にだけ生息するとされる絶滅危惧種の淡水魚で、釧路川水系で産卵が確認されているのは4つの支流にとどまっています
このうちのひとつの川には、段差1メートルほどの人工の構造物があり、イトウが遡上する際に妨げとなっています。

このため下流域の限られた範囲でしか産卵できないため、構造物を設置した北海道開発局の許可を得て、魚道を設置しました。
作業に参加した人たちは、人工構造物を30センチほど削って段差を低くした上で、木の枠を階段状にとりつけ、長さ4メートル、幅2メートルの魚道を完成させました。

河川の生態系に詳しい北海道大学大学院の中村太士教授
「この川にはイトウだけでなくサクラマスも多く遡上するので、産卵しやすい範囲が広がれば、川の生物が豊かになる。こうした市民の活動は重要だと思います」。

2019年11月7日放送

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