NHK札幌放送局

“教えて!ワクチン接種”

道北オホーツクSP

2021年5月20日(木)午後7時30分 更新

新型コロナウイルスのワクチン接種が高齢者などを対象に各地で始まる一方で、接種への漠然とした不安の声も聞かれます。「接種前の準備は?」「接種したあとはどう過ごしたらいいのか?」そうした細かい疑問について専門の医師に聞きました。 (NHK旭川 山田裕規記者)

【ワクチン接種の責任者に聞く】
取材を受けてくれたのは、旭川市の市立旭川病院の副院長、柿木康孝医師です。柿木医師は、ワクチン接種の責任者を務めています。また、自らもすでに医療従事者として接種を済ませていて、実体験を踏まえて質問に答えてくれました。

【接種前の準備は】
接種は、肩から10センチ程下の上腕の筋肉に行います。このため当日は、肩まで出しやすい服装だと円滑に接種できるということです。

【食事やお酒は】
接種前日までの食事について聞きました。食物アレルギーのある人は、その原因となる飲食物は避けたほうがいいものの、飲食してはいけないものは基本的には無いということです。ただ、前日の飲酒は控えめにするのが望ましいそうです。深酒で二日酔いになるなど体調が思わしくないと、思わぬ副反応が出てしまう可能性もあるということです。

【持病が心配な人は】
持病のある人やアレルギー体質の人、薬を服用している人などは、接種してもいいのかどうか、なかなか判断がつかないと思います。
柿木医師は、迷わずかかりつけ医に相談するよう呼びかけています。かかりつけ医に相談できなかった場合は、接種当日の問診で申告し、判断を仰ぐこともできるそうです。副反応を避ける、または副反応が出ても迅速に対処できるようにするためです。

【接種後の過ごし方は】
接種後は、副反応の有無を確認するため、会場に原則15分以上待機することになりますが、その後、自宅に帰ったあとも激しい運動はせず、安静に過ごすことを心がけて欲しいとしています。接種後に多くの人が感じる、筋肉痛のような痛みが長引く恐れがあるためです。一方で、接種したその日であっても、車の運転や入浴は問題ないということです。

【変異ウイルスへの効果は】
変異ウイルスのうちインド株に対しては、やや効果が落ちるとしています。ただ、ワクチンが全く効かないウイルスは出現していないということで、すべての変異ウイルスに効果はあると考えていいということです。

【効果が現れるまでの期間は】
接種を受けた十数人について、市立旭川病院が調べたところ、新型コロナウイルスの感染を防ぐ働きのある「抗体」が、2週間から3週間後には体内にできていたと言います。ただ、1回の接種では不安定であり、2回接種することで効果が上がるということです。また、効果は、半年間ほど維持されると言われているということです。

【取材を終えて】
高齢者を対象にしたワクチンの接種はまだ始まったばかりで、周囲から体験談を聞く機会も少なく、疑問点があっても細かな情報を得ることは難しいのが現状です。そうした中で、漠然とした不安を払拭するには、かかりつけ医など、身近な専門家に相談することが大切だと思いました。

2021年5月20日

(5/19放送)“ビートの苗植え もっとラクに” 
大空町の農家の男性は、負担を軽減しようと自ら農業用の機械を開発。若者にもっと農業を!

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