NHK札幌放送局

「食品ロス」減らそう

ほっとニュースweb

2020年10月15日(木)午後10時23分 更新

さまざまな総菜や全国各地の銘菓などが取りそろえられたデパートの食品売り場。ただ、各店舗では食材のすべてが売りものになるわけではありません。また形が不ぞろいだと商品として扱われず、そのまま廃棄されるケースも少なくありません。 こうした「食品ロス」を少しでも 減らしていこうという取り組みが 札幌市のデパートで行われています。
(札幌局 関口祥子)

スイーツも無駄なく商品化

札幌市中央区の大丸札幌店では10月14日から、食材を使い切るよう工夫した商品を「リメイクフード」と銘打って販売するイベントを始めました。地下1階の食品売り場にテナントとして入っている8店舗が参加しています。例えば、洋菓子のラスクは穴が開いたり割れたりすると本来は商品になりませんが、イベント期間中は1袋の価格を100円以上割り引いて販売しています。

また、ロールケーキで有名な別の店舗では、製造過程で出てしまうケーキの切れ端を、パフェに使うスポンジケーキの代用にしたということです。


総菜店でも工夫凝らす


お総菜の売り場も負けていません。焼き鳥などを扱う店舗では、仕込みの段階で取り除いている鶏の皮の部分を捨てず、「から揚げ」にして販売を始めました。この店では毎月、10キロほどの鶏の皮を廃棄処分していましたが、食材として有効活用することで廃棄する量を3割減らせる見込みだということです。

イベント初日は午前中から買い物客が詰めかけ、から揚げを次々に買い求めていました。実際に購入した30代の女性は、「鶏皮が好きなので食べてみたいなと思って買いました。やっぱり捨ててしまうとすごくもったいないので、こうしたものを今後も商品化してもらえたらいいですね」と話していました。

店側も買い物客から予想を超える好評を得たことで、一過性の取り組みで終わらせずに、「食品ロス」の削減を今後も継続していきたい考えです。

「『食品ロス』の取り組みで、私たちもロスが出なくなるのはすごくありがたいですし、それがお客様の購買にもつながっているので、やってよかったと思います。これからも取り組みを行っていきたい」
(「焼鳥 中むらや」佐々木夕紀店長)

食品ロスは全国的な課題

「食品ロス」は全国的な課題になっていて、国の推計によりますと、平成29年度に捨てられた食材は全国であわせて612万トンにのぼったとみられています。これは国民1人1人が毎日、お茶碗1杯分のごはんを捨てているのと同じ量に相当するということです。食欲の秋においしいものを食べながら、「食品ロス」についても思いをはせてみてはいかがでしょうか。
大丸札幌店の「リメイクフード」のイベントは、10月27日まで地下1階の食品売り場で行われています。


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