こんにちは!「ほっとニュース道央いぶりDAYひだか」胆振日高担当リポーターの内部明日香です。ななまるMAPは、3月24日が今年度最後の放送です。1年間放送とともにこのブログも読んでくださってありがとうございます(^ ^)今年度ラストは壮瞥町に行ってきました!
壮瞥といえば、やっぱり果物!なかでもリンゴが有名ですよね。農協の方に伺うと、壮瞥は有珠山の火山灰でできた土壌の恩恵を受け、身がしまって味の濃いリンゴができるんだそうですよ。

「でもリンゴの収穫時期って終わっているんじゃ?」なんて声が聞こえてきそうですが、リンゴを使ったあるものが先月販売になったんです!

それが、リンゴのお酒、シードルです! 去年、壮瞥で収穫したリンゴで作られました。
名前は「Cidre de Sobetsu」(壮瞥のシードル)。壮瞥のリンゴを100%使って、7年前から毎年作られています。
ことしは、過去最高の味に仕上がったんだとか。
去年、リンゴが豊作だったおかげなんだそうです。
シードルを企画したひとり、松原宣彦さんに伺いました。

「われわれのシードルは9種類のリンゴを混ぜて作っているんですが、それぞれの品種を使う量にはベストなバランスがあるんです。
今までだったらなかなか欲しい品種がとれなくて、黄金比って言われている酸味と香りと甘みのバランスにならなかったんですけど、去年は豊作だったので理想的なバランスでシードルを作れるほどの量のリンゴを、農家さんが出荷してくれたんです。」
発売されたシードルは、スイートとドライの2種類。さらにアルコールが飲めない人のために同じ果汁を使ったジュースもあります。
私もスイートをいただきました(^ ^)グラスを口に近づけると、華やかなリンゴの香りにウキウキ!味も、リンゴの甘みと酸味どちらも絶妙なバランスで感じられておいしかったです♪
シードルを企画した理由を松原さんが教えてくれました。
「壮瞥は観光地なので、ほとんどのリンゴを観光のお客さんが食べ、市場に出荷されてお店に出回ることがないんです。ほとんどが町の中で、直売所や果樹園の果物狩りとかで消費されているということです。そうすると、一般の消費者に壮瞥のリンゴがたくさんあるっていうのがなかなか伝わってなかったので、シードルをとおして多くのお客さんに壮瞥のリンゴはおいしいんだよっていうのを伝えたかったんです。」
壮瞥には、温泉や有珠山、昭和新山など、観光のスポットも多く、おいしいリンゴを目当てに、たくさんの人に遊びに来てほしいという願いもあるそうです。
そして、壮瞥のリンゴをスイーツで発信している人もいます。
食料品店にイートインスペースを備えたお店、ヨツカド商店の今井真希さんです。

神奈川県から友人家族とともに移住し、この食料品店を共同でオープンしました。実は、青森県出身の今井さん。壮瞥のリンゴの魅力をお聞きしました!
「青森とはまた違った見たこともない聞いたこともない品種もありますし、生食に向くものとはまた別に加工しておいしいリンゴの品種がたくさんあって、そこがこの町に来てびっくりしたことのひとつです。壮瞥にはほかのリンゴの町にはないリンゴがあるなって思っています。加工に使えるリンゴがすごくたくさんあるので、私自身楽しませてもらっているというか、ワクワクしていつも使わせてもらっています。」
その言葉通り、今井さんのお店ではリンゴを使ったスイーツがいろいろ食べられます!
ドライフルーツのリンゴに、

リンゴとイチジクを合わせたおやつ

さらに、リンゴが入ったサンデー!甘く煮てあるリンゴにシャキシャキ感が残っていておいしかったです(^ ^)

収穫時期は終わっても、壮瞥に行けばおいしいリンゴを楽しめますよ♪
ぜひ遊びに行ってみてください!それでは!
私が前回取材を担当した、「亘理伊達家の宝物 高さ2メートルの巨大ひな飾り」についての記事も併せてご覧ください♪