知床半島の羅臼町で、ヒグマが住宅地に出没するのを減らそうと、身を隠せる草などを刈り取る作業が行われました。
この草刈りは、羅臼町の各町内会が、去年から始めました。11日、2つの町内会で住民が集まって作業しました。
このうち「礼文町南町内会」では住民などおよそ30人が参加し、クマが身を隠せるササや餌となるフキを、草刈り機を使って刈り取っていきました。

羅臼町でのクマの目撃件数はことし4月から7月10日までに78件と例年並みですが、6月には屋外にいた飼い犬3匹がクマに襲われ、このうち1匹が死んでいます。
町内会長の中谷さん
「クマも人も傷つかないこうした取り組みが今後も必要だと思っています」
2021年7月11日