NHK札幌放送局

鉄道好きディレクターのSLへの想い

NHK釧路放送局

2021年3月11日(木)午後1時41分 更新

釧路の冬の風物詩「SL冬の湿原号」。大量の水蒸気と煙をあげ、雄大な釧路湿原の中を颯爽と駆け抜ける姿は他では見ることのできない素晴らしい光景です。魅力あふれる「SL冬の湿原号」をもっと多くの人に知ってもらい、道東地域を盛り上げたいという想いで、今回取材させていただくことになりました。

取材当初はSLの車体ばかり追い続けていたのですが、映像を重ねるごとに伝えたいと思ったものはSLではなく、SLを守る整備士の存在でした。
整備士はSLを安全に運行させるため、運行が終わるまでの期間、メンテナンス作業など24時間つきっきりで対応します。陰ながら支え続ける整備士のみなさんにスポットを当て、SLの魅力を引き出したい!そう思いSLに携わる方々に話を聞きました。

「トラブルも最小限に抑えながら運行するという社員みんなの想いが運行を支えている」

これは長年SLに携わっている車両技術主任の船山雅信さんの言葉です。
製造されて約80年が経つSL冬の湿原号(C11形蒸気機関車製造番号171)にとって日々のメンテナンスは重要な作業です。壊れた部品は自社で新しく製造するなど、運行し続けられるように様々な努力を重ねています。潤滑油をさし、石炭を補給し、車体の各部に異常がないか検査する。メンテナンスは色々とあり、1つ1つがSLを走らせるための大切な作業です。

今回、整備士さんをはじめ、機関士さんなどSLに携わる様々な方にお話を伺いましたが、みなさん口を揃えておっしゃったのは

「これからも長い間、SLを運行させていきたい」

という想いでした。

他の鉄道車両と比べると関わる人の数も多く、圧倒的に手間ひまかかります。それでも、SLを走らせることにはそれ以上の魅力が詰まっており、道東の鉄道網のシンボル的存在にもなっていると私は思います。

先日、JR北海道の発表で「SL冬の湿原号」をけん引するSL(C11形蒸気機関車) の大規模検査及び客車のリニューアルが行われることが決まりました。
今後も北海道で唯一運行されるSLとして活躍することが期待されます。

私が思うSL最大の魅力は視覚以外でも楽しめるところです。力強い汽笛の音、窓を開けると漂う煙の匂い、耳や鼻からでも楽しむことが出来るのはSLの醍醐味ではないでしょうか。

来年以降、少しでもSLに興味を持たれた方は「SL冬の湿原号」に会いに道東・釧路へ足を運んでいただけると幸いです。

2021年3月10日

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