NHK札幌放送局

まえだゆりな×高校生 歌をフルで!

ナナメの場

2022年9月5日(月)午前11時52分 更新

中標津町で収録が行われた、親や先生(タテ)でも友達(ヨコ)でもない「 ナナメ」のつながりを作る #ナナメの場 。トークの終了後、MCのまえだゆりなさんが #ナナメの場 テーマソングの中標津バージョンを披露!さらに、参加した高校生とゆりなさんとのセッションも。放送ではお届けしきれなかったフルバージョンをお聴きください!
(初回放送:2022年9月10日)

高校生とまえだゆりなさんがセッション

中標津での #ナナメの場 トークに参加してくれた一人、音楽が好きな中標津高校3年の坂本花蓮さん
今回中標津にMCの2人を招いてくれた塩崎一貴さんから、

「せっかくうたうたいのまえだゆりなさんが来るなら、花蓮さんとゆりなさんでセッションできないですかね?」

と提案があり、実現することに!
トークの終了後、花蓮さんとまえだゆりなさんが2人でギターを弾きながら歌いました。
曲は、2人が大好きな、中標津出身のワタナベシンゴさんのバンド、THE BOYS&GIRLSの「階段に座って」。
お聴きください!


#ナナメの場 テーマ 中標津バージョン

そして最後には、まえだゆりなさんが #ナナメの場 のテーマソングを披露!
2番の歌詞には、今回中標津に来て感じたことを入れて、歌いあげました。

#ナナメの場 テーマ 中標津ver.
まえだゆりな


一歩踏み出して 好きな自分に会いにおいでよ
好きになれない君も連れてきて ここはナナメの場
いつでも君を待ってる まだ見ぬ君を待ってる

友達にも家族にも言えないこと 僕にもあるんだよ
カッコ悪くてもいいんだよ 誰も君のことを知らない
まっさらな気持ちで踏み出してみるの 僕らみんな旅の途中
いつだって新しくなれるんだよ 道を選ぶのは君

あの日の傷跡が まだ少し痛いけれど
扉を一つ開いてみれば 出会えるの 笑顔の君

一歩踏み出して 好きな自分に会いにおいでよ
好きになれない君も連れてきて ここはナナメの場
いつでも君を待ってる まだ見ぬ君を待ってる

広い空 パッチワークみたいな緑の大地に飛び降りて
おいしい空気 おいしい牛乳 中標津に来た
青い空 ひまわりが揺れて 心が少し開いたような
人と人の気持ちがぶつかって 何か生まれるような

ここには何もないと うつむく日もあったけれど
いろんな人と語り合えたら 見つかるかな 明日の道

一歩踏み出して 好きな自分に会いにおいでよ
好きになれない君も連れてきて ここはナナメの場
いつでも君を待ってる まだ見ぬ君を待ってる


中標津の塩崎さんからメッセージ

ナナメの場の収録から数日後。
塩崎一貴さんから、収録の感想が届きました。
中標津という町で生まれ育つ中で関わってきた人たち、今回のナナメの場で関わった若者たち…
いろんな人に思いをはせた塩崎さんの言葉を、ぜひお読みください。

【誰かのしるべに】

「ナナメの場」の収録が終わり、安堵し緊張の糸が切れたように脱力しています。
思えば、ナナメの場のミーティングに参加させていただき間もなくでした。
「収録、ワタナベシンゴさんの故郷の中標津で出来たらいいね」の一言から盛り上がり、数日後には動き出していました。

20歳の頃からサウナというプライベートかオープンかグレーな空間に連れて行ってもらい、地位や縦のない関係を作るといいぞと先輩に言われ、あらゆる悩みを聞いてもらい、またいつからか相談を聞く立場になっていました。
そんな場があったからこそ自分がいると思っていたので、ナナメの場には特に興味がありました。

MCの二人はワタナベシンゴさんを尊敬している。その故郷ともなれば気持ちもひとしおだろう。私は何かお手伝いできることがあるだろうか。とても考えるところでした。

特に私は「絶望だった高校生時代」を中標津で過ごしていました。多様性を認めてくれない文化基盤にはうんざりし、アルバイトで貯めたお金で夜行バスに乗り、刺激をうけていました。

あれから20数年、好きな表現をして、当時からすると考えられないぐらい周りから頼られている自分。
この立場でできることがあるのかもと思えるようになりました。

その数日前に、弾き語りの女の子に出会いました。アコースティックギターを背中に担いだ彼女は高校生。ステージで歌っている、心地よい声。とても緊張している彼女から伝わるのは、歌いたいという意志でした。
さっそく話しかけてみました。彼女は「かれん」さんという名前でした。約束をして、後日話しました。
彼女は2022年に中標津で行われたワタナベシンゴ主催の音楽フェス「shirube」のボランティアクルーでした。
「シンゴさんに憧れてます、私歌いたいです」の真っ直ぐな言葉に私は押されました。

すぐにディレクターに連絡を取り、ナナメの場で彼女が歌う機会がないかと尋ねると、「いいですね!」と前向きな言葉をもらいました。
何回かやりとりをして、番組MCのSSWのまえだゆりなさんとセッションできる流れになりました。
その曲は二人が好きなワタナベシンゴの曲になりました。

強引だったかもしれませんが、かれんさんの経験値になればいいなと思っていました。

収録当日、楽しく話は進み、来てくれていた高校生達の悩みなどを聞き、みんなで作り上げた素晴らしい収録となりました。
終盤に差し掛かり、かれんさんが歌う番です。

かれんさんはやはり緊張していて、声をかけるのが私に精一杯できることでした。
ギターを弾き、歌う彼女はカッコ良く、私は彼女には歌をずっと続けてほしいなと感じました。

まえだゆりなさんが登場し、ふたりで歌い始めました。

THE BOYS&GIRLS 「階段に座って」

やるべきこと 分かっているのに うまくやれるか 不安なんだ
行くべき場所は 分かっているのに 少し怖くって 足がすくんだ

そんな不安定な歌詞から始まり

ボロボロと涙が止まらないけど カーテンを開けてみたい
そう思えたのは あなたがやってるロックバンドが優しかったから
あなたがやってたロックバンドがいてくれてよかった

と、ロックバンドが背中を押してくれた、踏み出す勇気をくれたという歌詞でした。
ワタナベシンゴの正直な歌詞、気持ちが強く伝わる歌詞。

今目の前で、そんな曲を歌う二人を見て「シンゴがいてくれたからこのセッションは実現したし、シンゴが思ってたバンドみたいに彼女達はシンゴに踏み出す勇気をもらっているんだな」と思い、涙があふれてきた。

私は誰かにそう思われる人なんだろうか?そんな疑問がまた湧いてきました。
周りを見て、ナナメの場に集まる友人達を見て思いました。

時代は違えど、この土地で過ごした気持ちは同じはず。
対話をして悩みを共有して、自分の背中を見せる。
それが誰かの「標」になれば良いかと、そう思えました。

改めて、ずーちゃん ゆりなさん 川畑D ありがとう。


中標津での #ナナメの場 トーク
前編はこちら
後編はこちら

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