NHK札幌放送局

戦後の味引き継いで 旭川名物・新子焼き

ほっとニュース ミニ

2019年12月18日(水)午後5時38分 更新

12月第3週の「ほっとニュース北海道」は#冬のグルメウイークと題し、連日冬の北海道グルメをご紹介しました。今回紹介するのは、旭川名物「新子焼き」。新子焼きとは若鶏を焼いてタレに付けたもので、若鶏のことを「新子」と呼ぶことから新子焼きと呼ばれています。牛肉や豚肉が貴重だった戦後、若鶏を使ったのが始まりなのだとか。

甘辛ソウルフード

旭川市の中心部にある「ふらりーと」と呼ばれる一角。“昭和の酒場”を思わせるこの小路は、地元の人ばかりでなく観光客も集まる人気の場所です。

夜、軒を連ねる焼き鳥店に次々と吸い込まれていくお客さんの目当てはもちろん、旭川のソウルフード「新子焼き」。お店秘伝のタレで、甘じょっぱく味付けされています。

「初新子。あ~、うま!」(札幌から来た人)
皮がパリパリ、中がジューシー。おいしかったです」(茨城から来た人)

地元の人はクリスマスと言えば、新子焼きなのでしょうか…?

「そうです。昔から。そのとおり。旭川のソウルフードの甘辛のタレ。これにつきますね」(地元・旭川の人)

クリスマスは大忙し

午前11時。あるお店では、すでに仕込みが行われていました。

クリスマスが近づくと、夜明け前から作業が始まると言います。

「かなり朝早くから仕込みをしないと、注文に追いつかないので。スタッフも頑張ってくれて、朝の4時、5時から来てくれる人もいる」(店の代表 久保 竜弥さん)

営業が始まるとお店の中も大忙し。1日で普段の10倍ほどの新子焼きの注文が出ると言います。

旭川を代表する焼き鳥に

焼き方は代々受け継がれていて、70年に渡って同じ焼き方を貫いているのだそうです。

30分かけて炭火を使って焼き上げ、鶏から出る脂で焦げないように、かつ、まんべんなく焼き目をつけていきます。

皮はパリッとしていて、中身はジューシー。これが新子焼きの魅力です。

もう1つの味の決め手は、タレ。

創業以来継ぎ足しで作られているこちらのタレ、レシピを知っているのは久保さんのみです。旭川市内で新子焼きを提供するお店ごとに、その味と魅力は異なります。

「お酒を飲まない人にはご飯のおかずになるし、お子さんには優しい味わいがあるので、いろいろな人に楽しんでいただけるのではないかと思います。旭川のご当地グルメというと皆さんラーメンのイメージが強いと思いますが、“ 昼はラーメン 夜は新子焼き ”と言われるくらいに旭川を代表する焼き鳥になっていけたらなと思っています」(久保さん)

(2019年12月16日放送)

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