ページの本文へ

NHK北海道WEB

  1. NHK北海道
  2. NHK北海道WEB
  3. デジタル戦略チーム
  4. 未踏峰への挑戦~野村良太のヒマラヤ日記~完成試写会・記者会見

未踏峰への挑戦~野村良太のヒマラヤ日記~完成試写会・記者会見

  • 2023年12月8日

12月18日(月)に総合で放送する「未踏峰への挑戦~野村良太のヒマラヤ日記~」。12月4日(月)に、NHK札幌放送局でメディア向けの完成試写会および、出演者・制作スタッフの記者会見を行いました。野村良太さん、小林美月ディレクター、図書博文カメラマンが登壇。未踏峰への挑戦への想いや、番組の見どころについて語りました。「未踏峰への挑戦~野村良太のヒマラヤ日記~」NHKプラス配信中

見たことのないものを見てみたい。その欲望のままにここまで活動をしてきたという感じなので、その対象が今回は大乗さんという、隊長に声をかけてもらって、ヒマラヤに決めました。ヒマラヤという場所は8000m級の山々がある、世界の中でもとても大きい山の塊という場所なので、当然行きたいと言う思いは兼ねてからずっとありました。今回このような機会があって、行かない理由はないな。と思い、そういうきっかけでヒマラヤに挑戦しました。番組を見ての感想は、遠征が終わると自分たちなりの振り返りや反省をしますけど、たくさんの人の目を通して1つの映像を振り返るという機会は無いです。こんな贅沢な反省会はないですよね。自分や、隊のメンバーだけで観ていた印象だけではなく、それ以外のプロのディレクターだったり、カメラマンの皆さんがどんな風に僕らを観ていたんだろうっていうのを、知ることができたのは、自分の活動の中でも活かせると思います。半年前に行ったので、懐かしい気持ちにもなりました。

今回、4567mのベースキャンプまで一緒に同行させていただきました。自分も一緒に登っているので、登っていくにつれてどんどん標高が高くなり、すごくしんどいんですね。ただ、野村さん含め、登山隊の4人はそのベースキャンプからさらに標高を上げて登って行くんです。番組にもあったように、悪天候の中、ジャルキャヒマールに挑戦しているので、大変なところ、しんどいところも近くで見させていただきました。番組では、かっこいい場面だけではなく、そういうしんどい表情などもシーンに取り入れるなど心掛けました。しんどい中、大変な中でも、挑戦をし続けるという意味で、私自身も勇気をもらいましたし、視聴者の皆さんにも、日常生活の中で共感できる部分があればいいなと思いながら制作させていただきました。

野村さんは、すごくよくご飯をたくさん食べるんです。ダルバートという料理があるんですけど、それを1食に4人前食べるんです。食べるということは登山家としても必要なことです。その分、やっぱり体力がすごくありました。僕ら撮影隊は4567メートルベースキャンプまで登ったんですけども、その標高ですら、酸素が通常の6割ぐらいしかないんです。僕は三脚やカメラも普段使っているものなのに、重くて、運べなかったりしました。何十メートルも動くと、1回荷物をおろして呼吸をしないと動けません。そんな中、野村さんはもっと重いザックを持って普通に歩いていたり。テントの中で「愛は勝つ」を元気な声で歌っていましたが、高所で大声で歌うということは、なかなかできないんです。よくあの高所で歌えるな、と驚いてばかりでした。映像的にはヒマラヤの綺麗な景色も多いですし、彼らが自分たちで撮影もしています。自分たちで、自分たちのことを撮影しています。生々しい主観的な映像が撮れていて、見ていても飽きない映像で、番組が仕上がっていると思います。普通の山番組というよりも、20代30代の今を生きる若者たちが、今を楽しみ、今を生きる青春物語になっていると思っております。


記者からの質問を通して、野村さんが語ったこと。

ヒマラヤという場所は?
(野村さん)ヒマラヤに行くというのは、スケールや計画も大きくなります。隊の中では唯一20代であり、かつヒマラヤなど大きな山への遠征が初めてなのもも僕だけで、海外遠征ってこんな風に組み立てて行くんだなと、そこは他先輩たちに教えてもらいつつ、背中を押してもらいながらでしたね。
でも、最初から自力で行けないやつは、大したことないな、と振り返ると思いますね(笑)

実際行ってみてどうでしたか?
(野村さん)現地の人も驚くぐらい悪天候でした。春の時期にこんなに大雪が降るのはすごく珍しいと。また高所はやはり、苦労した点ですよね。どんどん呼吸が苦しくなったり、頭が痛くなったり。想像はしていたし知識としてはわかっていましたが、実際はやはり、大変でしたね。

単独とグループでの挑戦の違いは?
(野村さん)単独のメリットは、気兼ねなく、気の向くままに。進む方向は決まっているけど、すべて自分で決めることができることです。ですが、単独だと感情を共有できる相手がいないのは負担ですよね。物理的にもラッセルする要員や、共同装備といって荷物の分担なども含めて、グループのほうがいいです。こう見えて、誰かと行くほうが楽しい!というのが本音ですね。
他にもあります。ロープを繋いでいることの安心感もありますしね。力量があるメンバーと一緒に行ければ、できる範囲が広がるということが一番のメリットです。

ワクワクした瞬間は?
(野村さん)心躍った瞬間は、マナスルが見えた瞬間です。日本の山と比べてスケールの違いに本当に驚きました。大きすぎて近く見えるという感覚です。歩いても歩いても、近づけないというのが、スケールの大きさを感じて心躍った瞬間ですね。

注目ポイントを教えてください
(野村さん)改めて番組を客観的にみて思ったことは、喋っていることも、日記に書いていることももちろんリアルなのですが、特に自分の表情が全てリアルだし、表情豊かでしたね(笑) 最後の約2分のところは、すごく清々しい表情だと思いました。僕の表情から喜怒哀楽を読み取ってもらえると、面白くみてもらえるのではないかと思っております。

未踏峰への挑戦~野村良太のヒマラヤ日記~
2023年12月18日(月)夜10:45~11:28<総合・全国>

【出演】野村良太、齊藤大乗、杉本龍郎、竹中雅幸
【語り】桐谷健太 【朗読】小林エレキ
NHKプラスで見逃し配信中 (配信期間:12/25(月)午後11:28まで)

▶未踏峰への挑戦~野村良太のヒマラヤ日記~特設サイト
(他のスペシャルコンテンツは上記サイトからご覧いただけます)

ページトップに戻る