NHK札幌放送局

朝日駅舎/上井雄太、スティーブン・ホジャティ、文夫妻

ほっとニュース北海道

2019年6月27日(木)午後6時20分 更新

よみがえる朝日駅 ※映像有り

この建物と駅を何年か後に取り壊すと言うんです。そうなって欲しくないと思った。それが始まりです。(企画者の1人 スティーブン・ホジャティさん)

岩見沢市中心部から車でおよそ20分ほどの場所にある旧万字線・朝日駅。
この日、閉鎖されていた駅がおよそ30年ぶりに開放されました。
駅には子どもからお年寄りまで多くの人が詰めかけ、当時のまま時間が止まったような駅舎を懐かしみました。

朝日駅の開駅は大正8年。(1919年)
万字、美流渡、それに朝日の3つの炭鉱から石炭を運ぶための積み出し駅としてにぎわいました。

昭和60年(1985年)の万字線廃線で駅も廃止となり、現在は公園として、B20形蒸気機関車とともに地域住民の憩いの場となっています。駅舎は長らく立ち入りができない状態が続いていました。

1日限りで実現した朝日駅復活の立て役者が、岩見沢に移住してきた3人。
市内で英語を教えているスティーブン・ホジャティさん、文さん夫婦と、札幌出身の上井雄太さんです。

この日のためにおよそ1年がかりで駅舎を清掃、外壁は新たに色を塗り直しました。
待合室には、この地域で撮影された当時の写真を展示しました。

写真は、近くの体育館で何に使われるというわけでもなく眠っていました。駅があって、写真があって、ここに住む人たちがいる。この写真を展示してみんなに見てもらわなければいけないと思ったんです。(スティーブン・ホジャティさん)

この日、スティーブンさんたちも予想しなかった人が駅を訪れました。
大澤美津さん、91歳。
70年以上前にこの朝日駅で駅員として働いていました。

これが国鉄のバッジです。朝来ると胸のところにつけて仕事をするんです。家が焼けたときもこれだけは残っていたんです。それから大事に70年以上しまってあった。(大澤美津さん)

展示された写真を見ながら友人たちと当時の記憶を語り合う大澤さん。目にはうっすらと涙が浮かんでいました。

感激しました。きれいに残ってるなと思って。建物も変わりないですね。金庫も残ってるし、はかりも残っている。若い人たちのおかげです。(大澤美津さん)

移住してきた人たちの手でよみがえった旧万字線・朝日駅。これからも地域をつなぐ大切な場所として歴史を刻み続けます。

地域の方々があって僕らがある。まず地域に受け入れてもらえたというのが大きいです。きょうみたいに、子どもも若い人も年上の世代も交わって集まれるような機会を今後もやりたいですね。(企画者の1人 上井雄太さん)

▼施設情報
所在地  :岩見沢市朝日町176
問い合わせ:岩見沢市役所 0126-23-4111(代表)
見学   :要問い合わせ

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